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TCOOTER:インドの道路のために設計された都会派スクーター

設計者は実に素晴らしいコンセプト作品を考えだしますが、それらの中には、単にものの見方や考え方が素晴らしいばかりではなく、その設計においてもかなり実用的だと思われるものがあります。エリック・ハンのTCOOTERはまさに、現在提供されている技術を用いれば簡単に量産体制に入れる設計だと思います。そのアイデアとは、Tweelと呼ばれる、ミシュラン社で特別に製作された『タイヤ(Tire)+車輪(Wheel)』を組み込んだスクーターを開発することであり、そのTweelは、車両に対してわずかにクッションの役目を果たすらしく、設計者は車両からセパレート・サスペンションをなくすことができるようになります。

準備万端:スマート社のエスクーターは、2014年までに世に出る準備がすべて完了

おそらく世界中で電気自動車への需要が高まっていると思われますが、とは言え、どれくらいの人々が、「オール電化」へと向かうために自ら進んで余分なお金を使うかは異論のあるところです。ところが、スマート社は、都市部の状況の中で電動の通勤車両を探している人々には必ずいくつかの選択肢があり、彼らが実際に「エスクーター」の生産を開始する予定だと発表することで確実にその選択肢の幅を広げて行こうと決意しました。その「エスクーター」はさかのぼって2010年に初めて紹介されています。私たちは、そのモデルがスマート社の単なる「コンセプト作品」に格下げになってしまうのではないかと思うのですが、スマート社はあえて前に進めて、今では、2014年のある時点には実際に世間に出回るだろうということを正式に発表しています。

アプテラ:流線形の未来型車両がサンタローザからやって来ます

環境に優しい乗り物や未来的なデザインということに関して言えば、私たちはおそらく、この数年間に何百件という「コンセプトデザイン」を見てきたはずです。これらの多くは、完成予想図の範囲を決して超えることがなく、したがって、実用レベルの試作品を公開したとまで言い切れるのはごくごくわずかなのです。ところが、アプテラはそのようなデザインのひとつではなく、カリフォルニア州の企業アプテラ・モーターズが事業をやめる直前に生産された、未来型のとても格好の良い電気自動車(車輪が3つしかなく、したがって技術的には自動車ではないので、自動車の安全基準を順守する必要はありません)なのです。

贅沢を求める人に Hammacher Schlemmerの限定版電気ボート

環境保全の意識が高い全ての水上レジャー派の人たちのために、Hammacher Schlemmerは気軽に6時間のボート遊びに出かけられる2人乗りの限定商品Electric Boatを発表しました。この革新的な充電式電気ボートはうれしいことに35分間連続放水できるモーター式放水泡を内蔵しています。安らぎと平穏が辺りを包み込む水の上で1日を過ごしたいボート乗りにとって、このBoat on Hammacherは贅沢な楽しみとなるのは間違いないようです。気分を盛り上げるために、124ワットのオーディオシステム附属の防水5インチスピーカー2台でノリの良い音楽を楽しむこともできます。左舷の制御ノブが前進5速バック2速の速度切り替えを可能にしています。

DBTとMatraの電気バイク、電気スクーター用バッテリー交換ステーション

Light Electric Vehicles製造の最大手のひとつMatraと電気自動車充電設備のヨーロッパ最大手のひとつDBTが協力し、環境に配慮したスクーター利用者の後押しをしています。DBTとMatraはバッテリー交換ステーション、Bat’Libをロサンゼルスに展開し電気バイクや電気スクーターを推進するための道を切り開きました。Bat’Libは1度に9個のバッテリーを取り込んで充電する戸棚のようなシステムです。充電済みバッテリーを取り出すため、使用済みバッテリー差し込み口が常に1カ所は空けてあります。Bat’Libの充電バッテリーは瞬時に空きバッテリーと交換できます。バッテリー1つの重さは16パウンド大きさはおよそパン1斤分です。

無人飛行バッテリー使用の電気飛行機でChip Yatesが大西洋横断に挑戦

電気自動車のベテランChip Yates氏はここ数年電気自動車をあれこれ手直ししてきましたが最近その経験を電動式飛行機に応用することにしました。彼の目指すところは最速の電気飛行機を飛ばすことではなく電気飛行機の概念を練り直して既存の手法を修正し、長距離飛行を可能にすることです。

Audi Worthersee:2.3キロワット電動アシスト自転車

ドイツの自動車メーカーAudiは高品質の自動車を世に出すことで有名であり、大ヒット映画のJames Bondシリーズなどにも登場したほどです。この有名自動車メーカーが最新型電気スポーツ自転車Audi Wortherseeを発表しました。今までのありきたりな電気自転車とは違いWortherseeはスマートフォンを介したネットワーキングが可能であり、軽量の炭素繊維強化ポリマーを使用して製造しています。

インドで空気自動車が実用化する日は近い!?

インドはグリーンエネルギーの最先端ではないのでしょうが、だんだんと世界に追いつきつつあります。グジャラート州に広大なソーラー発電の公園を作ったり、インド最大の自動車メーカーであるタタ・モーターズ社が圧縮空気で動く車のテストを行なっていると発表したり。インドはゆっくりですが再生可能エネルギーにシフトしてきているようです。

タマラック・レイク・ボート社がソーラーパワー式ボートを世界初公開

ここ数ヶ月にわたりエコに優しい車や燃費のよい車について、たくさんのトピックを取りあげてきました。今や私たちを駆り立てているのは欲望ではなく、「やらなければいけない!」という気持ちなのです。この気持ちこそが、研究者やエンジニアたちに温室効果ガスが環境に与える影響を小さくするためのアイデアを設計することを促しています。たとえば今日、世界の自動車メーカーたちは、排気ガスをあまり出さないで化石燃料にそれほどたよらなくてもよい車を製造することに、多くの投資を行なっています。同じようにボートでさえも、かつては深刻な汚染レベルで化石燃料にたよりきっているといわれた運輸システムだったのですが、環境に優しい道をたどっているようです。その歩みは遅いのですが、ローマに拠点をおくタマラック・レイク・ボート社はソーラーパワー式のレクリエーション用ボートを生産し始めており、エコフレンドリーな水上輸送の時代がついにやって来たという感じです。

開発が進む未来の電気バイク

たくさんのデザイナーや建築家たちが環境に良いテクノロジーを取り入れようとしたり、クリーンエネルギーの分野で新しい道を開こうとしているのは、素晴らしいことですよね。彼らは、未来がエコフレンドリーな社会に向かっていることを悟っているのかもしれないし、エコを意識した特長を取り入れたならば自分たちのモデルがもっと受け入れられやすくなるかもしれないと思っているのかもしれません。どちらにしても、地球や衰退していく資源にとって、その影響は素晴らしいものです。機械エンジニアのミル・セルゲイ・ヴォロディミロヴィッチ氏とデザイナーのゴトラ・ザンナ・ミカジフナ氏は「Mi-Otra」のブレーンたちです。彼らはサイクリングに不可欠な人間工学と快適さを重視しながら、おもしろい自転車のデザインを進めているところです。

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