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無人飛行バッテリー使用の電気飛行機でChip Yatesが大西洋横断に挑戦

電気自動車のベテランChip Yates氏はここ数年電気自動車をあれこれ手直ししてきましたが最近その経験を電動式飛行機に応用することにしました。彼の目指すところは最速の電気飛行機を飛ばすことではなく電気飛行機の概念を練り直して既存の手法を修正し、長距離飛行を可能にすることです。

Flying Drone Batteries

機能的な電気飛行機の開発にとっての最大の妨げの1つは航続距離です。バッテリーが長距離飛行に十分な推進力を供給できないため、ほとんどの構想がこの壁を越えることができません。バッテリーの重さも飛行距離を抑える原因です。Yates氏はバッテリー技術の新発明を待ちわびるのではなく、バッテリーの使用法を見直そうとしています。

ボーイング社の元社員であるYates氏は、時速200マイルを記録した最速電気バイクをはじめ2、3の電気バイクの世界記録を持っています。しかし、ボーイング社での彼の経歴を考慮すれば航空機への転向は自然なことであり、長距離飛行に十分な推進力を既存のバッテリー装置が供給できる方法を見つけようと躍起になっていることも理解できます。

Yates氏は電気飛行機による大西洋横断を試みようとしますが現在のバッテリー装置の限られた電力量がこの飛行の成功の妨げになることに気づきました。Yates氏とそのチームは熱心なブレインストーミングセッション中に、バッテリーを満載して離陸し使用済みのものから捨てて行くというアイデアにたどり着きました。あらゆる場所にバッテリーが落下する可能性を回避するためにバッテリーに翼を取り付け、使用後には指定地域に戻り未使用バッテリーは飛行機まで飛べるようにします。Flight of the Centuryと名付けたこの構想はまだ開発段階にありますが、Chip Yatesと彼の決断力を知る限りどうにかして実現してしまうように思います。

Via: Wired

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