おそらく世界中で電気自動車への需要が高まっていると思われますが、とは言え、どれくらいの人々が、「オール電化」へと向かうために自ら進んで余分なお金を使うかは異論のあるところです。ところが、スマート社は、都市部の状況の中で電動の通勤車両を探している人々には必ずいくつかの選択肢があり、彼らが実際に「エスクーター」の生産を開始する予定だと発表することで確実にその選択肢の幅を広げて行こうと決意しました。その「エスクーター」はさかのぼって2010年に初めて紹介されています。私たちは、そのモデルがスマート社の単なる「コンセプト作品」に格下げになってしまうのではないかと思うのですが、スマート社はあえて前に進めて、今では、2014年のある時点には実際に世間に出回るだろうということを正式に発表しています。
スマート社はすでにイーバイクと電気自動車を売り出していますが、これは両者の中間の位置にうまく収まるものです。私たちはまだ、実際に通りを走ることになるエスクーターの全面的な仕様をはっきりと知っているわけではありませんが、スマート社は、2.3年前に披露したコンセプト作品と比べて、バイクの性能的側面を向上させることを約束しています。最高速度が時速45キロで走行距離が100キロと、スマート社のエスクーターはすでにその性能を低下させていますが、それでも、エンジンの回転数が上がることは間違いなく大歓迎されることでしょう。
これは都市部の通勤車両だということを思い出してください。したがって、速度も走行距離も、エスクーターに関してはそれほど大きな呼び物ではないのです。それが提供するのは排気ガスなしでの走行であり、その一方で、スマートフォンと一体化して、あなたの車両の統計データを表示するというような格好良くて新しい特徴を約束することです。スタイリッシュで実にスマート、この車両の成功を最終的に決定するのは小売価格でしょう。それでも同じようにスマート社がスマートであり続けますように！
出典: Gizmag
