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各地で計画中の大規模な沖合風力発電所

再生可能な資源から作られる電力の生産量は確実に、そして熱烈に高まっています。(すでに原子力発電量を超えて)特に風力発電に関しては、未だかつてないほど素晴らしい局面を迎えています。統計によれば、2000年の風力発電の生産量はわずか17.4ギガワット(GW)に過ぎませんでしたが、それからの10年間で199.4GWに急増しました。現在では、全世界における電力(1時間あたり430テラワット)の2.5%を占めるに至り、高い可能性をもった風力発電は、世界中の沖合の巨大風力発電所プロジェクトにより、より環境に優しいレベルへと進みつつあります。

RMIT大学の研究機関が、高度風力発電の利用方法を提案

代替エネルギーの利用がかなり活発化してきており、風力エネルギーと比べると、太陽エネルギーははるかにポピュラーな再生可能エネルギー源になってきています。これら2つの代替エネルギー源に大きな差がついたのはいくつかの理由があります。風エネルギーは地球上の大部分の地域において信頼性が低く、負担であると見なされ、大都市に住む人やゲーテッド・コミュニティ(外部から遮断されコミュニティ)に住む人たちは、風力タービンは環境にそぐわず、また騒音の発信源であると考えていました。現代の風力タービン設計はそのような認識を変えつつありますが、風力エネルギーの利用を実際に推進できるのは高度風力発電です。RMIT大学のディラン・ソープ博士は、ユニークなプロトタイプを使用して、高度風力発電(HAWP)の未開発の可能性と実現的可能性を実証しました。

コークスクリュー型風力タービンがクリーブランド・インディアンズの野球の試合を見下ろす

クリーブランド・インディアンズのバッターボックスに立ったら、球場の近くでぐるぐる回っている、クリーヴランド州立大学のMajid Rashidi教授が建てた巨大な風力タービンに気をとられてはいけません。Rashidi教授は、つい最近プロトタイプの風力タービンを設計しました。この巨大な螺旋構造物は、年間約40,000キロワットの電気を生成する予定です。この特殊設計の風力タービンは、高さ40フィート、幅18フィートで、街の風景に調和することを目指しています

チェナイの通りを照らすのは風力・太陽電気

チェナイでは市道、特に海岸沿いを代替エネルギーで照らすために15mの高さのタワーに4つのソーラーパネルの付いたものに、マイクロ風力タービンを上部に取り付け東海岸通り沿いに照明を明るくしています。

スコットランドの風力発電所は370メガワットもの発電を可能

代替エネルギー源をうまく活用するとなると、過去20年では再生可能なその他のエネルギーにまして、太陽エネルギーは将来の大きな期待となっています。その理由は今ではよく知られていることで、さらに極地域により近づけば、地理的そして大気の状態のおかげで、風力エネルギーがますます実用可能なオプションとなることもわかっています。スコットランド北部地方は、地球上でもっとも効果的で継続してエネルギーを産出することができる場所として、風力発電地帯にもっとも適しています。シェトランドは、イギリス本土の北東にある島で、今、地球上で最も大きな風力発電地帯のひとつとなっているのです。

ヘリウムガス入りシェル付き風力発電機

高度風力発電は常に困難に直面してきており、地球にやさしい電力としての実用化に向けて研究者たちは様々な工夫を強いられてきました。高度風力発電は基本的に安定性、継続性に優れており地上での風力発電方法に比べてはるかに効率が高いことで知られています。アルタロス・エナジーはすでに稼働中のプロトタイプ版高度用風力発電機を用いて、無限に存在する天然エネルギー素材を用いたこの発電方法を成功させるべく実験を続けています。

高度風力発電法のいろいろ

私たちが代替エネルギーと言って真っ先に思いつくのが太陽発電と風力発電です。太陽発電の利用はは過去10年ほどで飛躍的に伸びたものの、風力発電に関してはまだまだマイナーなイメージが付きまといます。2000年には17.4ギガワットの発電総量が2010年にはそれまでの10倍にものぼる175ギガワットまで飛躍したのにも関わらずこの状態なのですが、それには理由があります。太陽発電は予測が可能で計算しやすい一方、風力発電は季節や一日の気候の流れに左右されやすいのです。

風力発電の出力を増大させる画期的な手段

風力発電において常に一定の電力を供給できるようになることは大きな課題です。風力発電機は緩やかな風から突風に至るまで様々な気候条件のもとで稼動しますから時として発電電力が異常に少なくなってしまうことがあります。そこで中国人研究グループは発電機に記憶機能を取り付けて異なる風力の下でも一定の発電量を保てるようなアイデアを提案しました。

アフリカの大規模な風力発電所がケニア北部に出現

ケニア北部の乾燥地帯には、まもなくアフリカ最大の風力発電所(wind farm)が出現する予定です。世界最大の永久砂漠の湖Turkana湖周辺でこのプロジェクトは企画されています。およそ365機の風力タービン(wind turbines)が目標として掲げられています。行政は、定期的で予測可能な平均毎秒11メートルの風が吹くと予想しています。

一風変わった風力発電機

風力発電はもっとも効果の期待できる再生可能エネルギー源として知られています。風力の利用は原始時代のペルシャ人が作った世界初の風車にまでさかのぼる歴史があり、時代と共に発展を遂げて今では垂直3枚翼のデザインが定着して効率性も確保されています。しかしながらこのデザインによって鳥を殺しかねないことに非難が集まっているのも事実で、最近ではエコ運動の一環として環境やエコシステムにも効果のある風力発電機のデザインが進められています。ここではそのうち15種類を紹介しましょう。

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