どんなに芸術の世界が抽象的であっても、または、どのように比喩的に解釈しても、芸術は常に私たちを励起させ畏服させるものです。風景画家のアンドレ・アマドール氏にとっての芸術は、海砂に刻んだ模様によって人間の経験を表現する手法です。彼の作品は海岸の砂に巨大なデザインを描きますが、撮影の数秒後には波によって消されてしまう一時的なものです。特別な原料やペンキ、キャンバスなどを必要としませんが、崇高な「地球の風景画」を作成します。
アンドレ氏の作品は、大きくて浅い砂地で、高潮や干潮がある海岸に作られます。私たちは、海岸は季節によっては静かで、その外観も異なる姿を見せることを知っています。アンドレ氏は、砂に模様を描きますが、その美しい砂の芸術作品はとてもこの世の物とは思えません。
彼の作品は、海岸を結婚のプロポーズをする特別な場所として、いくつかの作品を高い場所から撮影し、招待状として印刷できる構図になるように設計しました。
アンドレ氏は、ジャージーの世界ビーチ・アート・フェスティバルに参加して、砂の中に1000もの単語が浮き彫りにされるデザインを作成しました。このデザインは後方の洞穴からスタートして前方の岩と作用して、砂に浮かぶ花に蔓が巻き付くようなデザインです。
かつて見たことがない非永続的なこの芸術作品は、見物人に対して永続的に印象に残ります。彼の作品は、環境に手をかけたり害を与えるような使用をしたりしてはならないということ、価値がある芸術を大事にすることの大切さを気付かせてくれます。
Via: Thisiscolossal