木製の車が走っているのを見ることはあまりありませんが、その少し変わった印象でありながらこの車が持つ「自然主義の」魅力を否定することはできません。木は車体の原料として持続可能なものであると考えられています。木材の唯一の問題は、特に強度重量比に優れたカーボンファイバー強化ポリマー等の空気力学原料と比較して、重いという点です。しかし、木製のホイールはこれまでにもカートや馬車で使われてきており、従来のものに先端技術を加えた車を作ることは、非常に妥当なことです。
スプリンター:最初の木製自動車
ええ、あなたと同じく、私もこの車を初めて見た時には非常に驚きました。しかしその印象がまさにこの車なのです。木でつくられたスーパーカーです。スプリンター・カーと名付けられた車は、驚くほどスタイリッシュでそのボディは木で作られています。しかし、車の内部メカニックはその外観とは完全に異なっています。キャディラックのツインスーパーチャージャーV8とシボレー コルベットのリア6速トランスミッションによりブレーキ出力は600を実現しました。
美しい木星のヴェスパ
おなじみのスクーター、ヴェスパはどこででも良く見かけます。しかしバイク革命(少なくともインドにおいては)により、すでにそれは過去のものとなりました。ポルトガル人のカルロス・アルベルトが作り上げたこのバイクは、ほとんど芸術品と言えるものです。魅力的な外観のこのバイクは2ストロークのエンジンを装備しています。その唯一の欠点は、燃費が悪いことです。
半レトロ、半モダンの木製自動車
この車を正面から見ると、ゲーム「マフィア2」の舞台である架空の都市エンパイア・ベイ・シティに出てくるようなレトロな車に見え、後ろから見ると、現代的なスポーツ・クーペに見えます。まさに、古さと新しさが絶妙のバランスで融合している木製車なのです。この車は、ワシリー・ラザレンコ(Vasily Lazarenko)という男性が退職し自身の2台の車を売却して、1年半をかけてガレージで作り上げた、彼の夢の車なのです。1981オペル車のエンジンを搭載し、100馬力を実現、その外観は5層の防水・耐火ラッカーを施し、非常に美しく仕上げられています。
未来の木製自動車
このヘッドライトは大砲のレプリカなのか、潜望鏡のレプリカなのか、確かなことは分かりません。この木製の車はJoost Conjin氏により考案され、木を燃料として走行します。驚かれるでしょうか?ええ、少なくともビジュアルエッセンス(VisualEssence)によれば、この車は蒸気と木を燃料として走ります。もう一つの重要な情報として、この車のクリエーターはこの木製車でヨーロッパ中の森林地帯を旅したいと思っているのです。木の使用量は史上最多となることでしょう。
佐田建美社の木製自動車
この変わったデザインの車は、日本の佐田建美社が製作しました。最高時速は90kmで値段は32,500ドルもします。エコヘの情熱はいつでも大歓迎です。
木製フェラーリ・ボート
上の画像をよく見ると、木製のフェラーリF50errariフェラーリF50が水の上を滑走しているように見えるでしょう。これは車ではなく、ベニス在住のLivio De Marchi氏がデザインしたボートです。美しいベニスの大運河で、ロマンティックなゴンドラや水上タクシーが、たった1台の木製フェラーリに道を譲る光景を想像してみてください!
バングー:竹製の電気自動車
頑強さと軽量さが融合したものとは何でしょうか?勿論答えは自然の竹です。バングー(BamGoo)と名付けられた、どことなくスヌーピーに似たこの車は、京都大学の研究者たちにより設計され、車体は全て竹の板で作られています。そして持続可能なレベルを達成するため、60kgと軽量なこの小型車は電気を動力源とし、1回の充電で30マイル走行します。
デザイン/テクニックの世界を震撼させる竹製の車
竹製の車の斬新なモデルである試作車の登場です。フィリピンの工業デザイナー、Kenneth Cobonpueにより設計され、フェニックス・ロードスター(Phoenix Roadster)と名付けられたこの車のボディは、100%生分解可能な竹と籐で作られています。まだ適切なエンジンが搭載されていませんが、曲線を描いた空気力学的フォルムのこの車は洗練された高級感を漂わせています。
アルゼンチン人デザイナーによる電動三輪車
シンプルなデザインは、懐かしい気持ちや古さを思い起こさせます。Fernando Ponce氏がデザインした電動双方向レトロ三輪車は後者であり、その環境に優しい見た目は見るものを魅了します。メインのバッテリーを覆う2枚の木製パネルでできており、前輪のハブで電力を供給するこの自転車は排気を全く排出せず、ハンドルで容易にコントロールすることができます。
竹製の電気自動車でオフロードを走らないで
電動機付軽三輪車のフレームを持つ、メグルという名前のこの電動三輪車は、大阪の会社である淀川金属と近畿刃物工業のコラボレーションにより生まれました。外装は朱色に塗られた金属製で、床は竹製、扇のような形の丸い覆いは紙でできています。動力はリチウムイオン電池で(家庭用電源で充電するのに2時間)連続走行距離は25マイル、最高時速は25マイルです。この車の予定販売価格は10,000ドル以下となっています。
木製自動車:マホガニー製の路上の名作
木製のクラシックなコンセプトの車の持つもう一つの例が、これです。この車はキャビネットを製造しているマイク・モリス氏によりデザインされました。彼は2年の月日と巨額の費用をかけて、最高時速40kmを誇るこの素晴らしい試作車を完成させました。モリス氏は、更なる野心的なプロジェクトの資金獲得のために、この車を売却することを計画しています。
オペル車の最新木製自動車
これまでに紹介してきたほかの車と比べると、この車は地味に見えるかもしれません。しかし、この木製オペルほどデザイナーのこだわりが隅々まで行き届いた車はありません。詳細な仕様は不明ですが、さび色で熟成した感じを与えるこの車は、「自然主義の」車の魅力を引き立たせています。