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気候変動と集中豪雨がヨーロッパの山岳植物にもたらす弊害とは

工場・発電所・自動車などから発生する有害二酸化炭素ガスによる環境汚染の影響は、人体や植物、動物までに及びます。このことはすでに絶滅に追い込まれた動物や植物の数がそのことを証明しています。またヨーロッパの山岳地帯に生息する植物の中には徐々に高地へとその生息地を移動していくというこれまでには見られなかった現象が起きています。

地球上で起きている気候変化のもたらす様々な悪影響は想像を超えるスピードで進行が進んでいます。北極から南極に至るまで、地球温暖化の現象は全大陸に見られ、ヨーロッパの植物もその影響から逃れることは出来ません。これらの植物は環境によるストレスから逃れるように標高の高いエリアへと生息範囲を移動しているのです。ある調査によると、従来は地中海性気候のなかで生息する植物が、今や北ヨーロッパ・中央ヨーロッパの山岳地帯でのみ繁殖を続けている一方で、地中海地域においてはその数は現状維持または減少の傾向にあるということが分かりました。その原因としては温暖化による少雨現象があげられ、標高の低い地域では特にその影響が強く出ています。

この先も引き続き地球温暖化に伴う少雨現象がもたらす影響によって、地中海地域がさらに乾燥していくのはもちろん、世界中の各大陸にわたって山岳植物の生態系に悪影響を及ぼすことは必至です。

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