ecofriend.com

乱獲が原因で太平洋のサンゴ礁鮫が激減

多種の生物の数が減っている事と人口の減少に関連が無いとは言えません。 森林伐採や食物、密漁、地球温暖化による陸海の生物の極端な減少に、私達は著しく貢献してきました。今、世界の海洋学者は、人間の住む島の周辺に生息するサンゴ礁鮫の数が激減していると言っています。ハワイ大学のマーク・ネイドンによるとサンゴ礁鮫の数は、手つかずのサンゴ礁周辺と比較すると人間の住む島の周辺は90%以上まで顕著に減少しているいいます。

Pacific reef shark populations plummeting

海洋学者達はアメリカの46の太平洋諸島について調査研究を行い、人口のデータ、衛星記録やサンゴ礁のサイズと生息環境の複雑性と合わせてまとめ上げました。 小型船の後ろに引っ張られる形でスキューバダイバーが鮫を目視確認し、曳航ダイビング調査を行って数が集計されました。広域でサンゴ礁の魚の数を読む時はこの方法が最も有効だと考えられています。

ネイドンはマレーシアのアーキペラゴやハワイ諸島のメインランド、アメリカサモアの様な周辺海域のサンゴ礁鮫は極めて少なかったと言っています。カナダのビクトリア大学のジュリア・バームによると、数が減少しているのは漁業やリクレーションフィッシング、ヒレ目的の鮫漁によるものらしいと言います。

バームは、サンゴ礁鮫のヒレは他の鮫の様に需要のあるものでなく、彼らを狙うのは他の鮫の数が減ってきたからだろうと言っています。研究が始められたのは、サンゴ礁での捕食動物の頂点にいるのがサンゴ礁鮫であるという事からでしょう。そして、海洋世界がバランスのとれた状態であるためには彼らの生存は必須です。このままでは鮫や鯨の様な大型哺乳類は禁漁であるにもかかわらず世界中で常に捕獲されてしまいます。地上においても似た状況で一番の捕食動物が捕獲されていて、自然の繊細なバランスが傾き、ひとたび多くの種が失われると人間には何が起こるのかと言う疑問を呈すると、海中でも同様の傾向が起こっているのです。

Via: CNN

Today's Top Articles:

Scroll to Top