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「日曜大工」 : 使われなくなったモノから造る、「ミニ水力発電装置」

環境保全を継続させる、最も効果的な方法の1つは、子供たちにそのメリットを伝えていくことではないでしょうか。そうすることで、若者たちの持続性についての思考の素地を固め、環境保全について考え、新しい環境保全方法を思いつく機会を促進させることができるでしょう。

“Instructables”(有益なプロジェクトを構築するテクニックを提供するオンラインコミュニティ)は、「子供たちに、リサイクルの良さを伝える」ことを目的として、「ミニ水力発電装置」の日曜大工講座を公開しました。

Build a Micro-Hydropower Generator from CDs and Repurposed Printer Parts

“Instructables”のメンバーである、masynmachienさんは、アイディア発想に長けた方で、この「ミニ水力発電装置」の製作者も、水力発電を発祥の地の出身であるmasynmachienさんでした。彼は、子供向けのワークショップとして、水力発電を体験できる小規模プロジェクトを行おうと考えました。この発電装置に使われたのは、不用になったCD-ROMやPVCパイプ、PCケーブルなどの結束バンド、LED電球、プリンターのステッパーモーター等の中古品ばかりでした。

この「ミニ水力発電装置」では、莫大な電力は発電できないものの、LED電球1つを点ける分には十分な電力を生むことができます。この講座では、古くなり、使われなくなったモノたちが、リサイクルによって延命できるのだ、ということを教えています。ちなみに、発電装置の製作に使われた材料の中で、唯一中古品ではなかったのは、ホットメルト接着剤(樹脂を熱で溶かして接着するもの)だけでした。

彼曰く、ステッパーモーターが、1分間あたり5Vまでという比較的高い電圧供給が可能であったことで、この発電装置の製作がスムーズになったといいます。玩具用のモーターでは、高い回転数であっても、たった1V程度の低い電圧しか供給できなかったため、非常に有用だったそうです。また、ステッパーモーターを動かすために、特殊な機材や電子装置を一切必要としない点でも有用でした。

masynmachienさんは、この他にもジュニア向けに、「LEDを点灯させる風力発電装置」の講座など、いくつもの講座を担当しています。水力発電装置とは違って、「風力発電装置」の場合は、微風で発電させるための機材が必要だったようです。玩具に使われていた回路、伝動装置、ソーラーモーターからつくったその風力発電装置が動く様子は、まるで魔法のようです。

 

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