ecofriend.com

アメリカの農家を直撃する害虫

スティンクバグじゃアメリカでは多く見られるようになり、天候などの生育条件が揃った時に大量発生します。次から次へと増えて行き当たり一面があっという間に覆われてしまいます。

この虫はアメリカが起源ではなく、どこから来たかというと貨物に乗ってアジアから渡ってきてそこから広がった可能性が高いです。90年代に数匹で始まったのが今では大きな被害を与えるまでに至ってしまい、ペンシルバニアのアレントンが最初の被害を受けています。スティンクバグとはその名の通り潰した時に発する臭い臭いからきています。寒い冬でも暖かい家の中でじっと生育しているなんとも厄介なものです。

2013年はアメリカ農業界において重要な年で、60%の総量増加が中部地域で屋内外共に見込まれています。寒い冬が終わって夏が来ると外に出て繁殖を始めます。北アメリカの農作物でコショウや桃はこの虫によって全滅してしまうのです。

最新の機器によってこの虫の生態系や対処法が研究されています。この虫の恐ろしいところは2点あり、まずは野菜や果物を好んで食べるということです。ブドウやトマト、大豆にコショウやリンゴなど2010年だけで$3700万の損害を出しています。

次に、天敵が少ないということで、成長の速さと外敵の少なさによって異常大量発生が起こるのです。

農家は農薬で対処しようとしてきましたが、健康の害を考えるとベストではありません。それでも研究家のホールマー氏は自然にその数を減らすように努力してきていますが、彼によるとアジア寄生蜂はこのスティンクバグを好んで食べるので、これらを持ち込んでみるのも手です。経済的にも良いアイデアでこの問題を見事に解決できるかもしれないという反面、アメリカで育ったスティンクバグには効かないかも知れません。

何とかしてこの数を減らそうと対策が練られていますから、最高の結果が得られるのを待ちたいものです。

Today's Top Articles:

Scroll to Top