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ミツバチが方向感覚を失っている原因は

一匹のミツバチが花粉を集めるのに一日に数百から数千もの花に飛び回るということが分かっています。これほど広い範囲を飛ぶのですからちゃんと巣に帰れるのかどうかも心配です。時には8キロにも及ぶのですから。ミツバチが花をたくさん見つけたら特別なダンスをして他のハチ仲間にも知らせるようになっています。

しかし、人類のハイテクで最新の農業技術や殺虫剤の乱用によってミツバチの花粉探査能力に影響が出てきています。研究によると記憶力に特に影響し、巣までしっかり帰れないということも出てきているのです。

イギリスのニューカッスル大学の神経科医、ジェリ・ライト医師は多くの研究結果から殺虫剤が色の判別を阻害する影響を与えているとの結論に達しました。これによって2006移行に何百万匹ものミツバチが死んでいるというのです。ミツバチは花粉を運ぶ貴重な役割をしていますからこの状況は深刻です。

ミツバチは臭いによって花粉や蜜の多い花を見つけます。そこに記憶力も付けた上で素早く学習してコミュニケーションも取れるのです。私達が食べる野菜や植物はその三分の一がミツバチによる花粉運搬による結果ですから彼らが死んでしまうということは食糧危機にそのままつながってくるのです。

殺虫剤は蜜を通してハチの体内に入ってきて神経系統に悪影響を及ぼすので、これによってハチ同士でのコミュニケーションが難しくなるのです。さらなる研究結果では、数種類の殺虫剤を取り込んだ際にはさらにその状況は悪化するということです。ダニの駆除に使われる薬品の1つにクマホスがあり、これが決定的なダメージを与えていると思われます。ここ数年は特に劇的にハチの数が減っておりこれと殺虫剤の関係は深いものがあるということです。中にはほぼ絶滅した種もありこの流れは世界中で見られます。

ハチは花粉を運ぶ貴重な役割を果たしてくれているので、国連の報告によるとハチやカブト虫、鳥や蝶々がもたらす経済効果は年間$2030億にも上るといいます。ですから少なくともこのような殺虫剤の使用濃度を減らして花粉を運ぶ虫を守る努力が必要です。

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