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大きな質問: 砂漠に森林を植樹することで、地球を冷却することができるのか?

by admin

砂漠に森林を植樹することで、地球を冷却することができるのか?

Desert forest

私たちはなぜ今このことを問いかけているのか?

砂漠の砂まみれのエリアを緑豊かな森林に換えるというと、奇妙に聞こえるかもしれません。しかし、大気中の膨大な量が排出されている炭素に対抗するものとして、最近提案されているのがそれなのです。それもまた、世界中の大規模なエリアで起こっている森林伐採が起きている状態での話です。科学者たちは、大規模な森林植樹と効果的な水遣りの技術によって、サハラ砂漠のような砂漠を森林に変換する選択肢を打ち出しました。

大規模な森林と森林資源の侵食があります。これは、人間の介入によるものもあれば、自然災害で引き起こされたものもあります。森林火災は、世界中の広大な面積の森林を巻き込みます。ゆえに、失った森林を取り戻すために、大規模なスケールでの努力が必須となってくるのです。科学の分野で高度に発達した分子生物学と、現代の農業技術が一体となれば、この目標を達成するのはそう気が遠くなる話ではありません。

本当にそこまで深刻なのか?

私たちが知っている木は、我々の生態系において、再生可能な富です。木々の重要性は多くの分野で示すことができます。人間の生活や、化石燃料を燃やすことにより、多くの二酸化炭素が排出されています。こうして排出された二酸化炭素は、木々が二酸化炭素を使いきり、大気中に酸素を排出するという光合成の過程を通して、森林の木々に吸収されます。木々は、水や風によって起こる土壌の浸食を防ぐ主要なものでもあります。雨が深い森林に降ると、その水は葉を通して地面に浸透し、浸透を容易にします。また、木々はよい風除けにもなります。森林に覆われているエリアは、夏には涼しい空気が、冬には暖かい空気をが入ってきます。外観的な美しさもさることながら、木々はまたその地域の温度を維持する重要な要因として作用しているのです。

他の人達は何と言っているのか?

サハラ砂漠に木を植えることに関して、大気科学者でボールダーのUniversity Corporation for Atmospheric ResearchのプレジデントでもあるRichard Anthes氏は、“その(植林という)提案は非常に重要で、真剣に取り組み、更に進める価値が確実にあるもの”と言っています。その恩恵は“膨大で、単に二酸化炭素を除去するだけに留まらない”とも述べています。

サハラ砂漠の植林の費用は年間2兆ドルと計算されています。大気中に排出された二酸化炭素を除去するコストとこの2兆ドルは大体同じくらいです。ニューヨークの、 Mount Sinai School of Medicineの細胞生物学者であるLeonard Ornstein氏は、“気候変動に対する解決策はどのようなものであっても、数兆ドルのプロジェクトになってしまい、問題は見返りが何であるか、ということだ”と辛辣に言います。氏はまた、“数十年後には、こうして植林して出来た森林は木材を燃焼する発電所の燃料源として持続的に使うことができるかもしれない。そうなれば、そうした森林は結果として、カーボン・ニュートラル(何かを生産したり、一連の活動を行うと排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素の量が同じ量であるということ)のエネルギー源となるのだ。”と主張します。

開発

1. プロジェクト・サハラ・フォレスト

Project Sahara Forest

プロジェクト・サハラは大変成功するプロジェクトとして科学者達に予想されています。砂漠を農業スペースに転換する利点を考慮し世界の増加している人口に食糧を与えるということが、主なプロジェクトの1つ。このプロジェクトはとても有望に見受けられます。主な水源は海で、淡水化プラントを使い、水として使えるようにします。研究によれば、サハラに木が植えられれば、砂漠の温度を華氏80度にまで下げることができるだろうとのことです。また、その森によって太陽光を雲に反射し返すという利点以外にも、サハラ砂漠を覆う木がもたらす降水量は年間約700mmから1200mmであるだろうと概算されています。

また、木が植えられれば、サハラの森だけで年間80億トンの二酸化炭素をリサイクルすることができ、それは人間の生活によって排出されている二酸化炭素の量とほぼ同じだといいます。暑さに強いことで知られるユーカリの木のような木は、十分な灌漑があれば、砂漠の土壌によく適応することが発見されています。

2.研究者が砂漠を緑豊かな庭に変身させる

Desert in lush green garden

Permaculture Research Instituteの研究者、Geoff Lawton氏はあるプロジェクトを成し遂げました。 氏は、砂漠のあるエリアを、食べ物ができる木、植物やきのこが育つ、緑の農園に変身させたのです。死海から2kmに位置するこの土地は、 効果的な雨水の集水と、蒸発を防ぐバリアによって、柔らかくなりました。

3. テンゲル砂漠に植林

Tengger Desert

1万の木々の森に囲まれて暮らすモンゴル出身のWang Daqing氏は、3ヘクタールもの砂漠地帯を森林に換えたことに誇りに思っています。雨がほんのわずかしか降らないそのエリアは、そのエリアにある井戸の水で灌漑されました。その大変な苦労と、母なる地球に貢献したいという思いを通し、Daqing氏の働きは見習う価値があります。

4. アフリカの広がる砂漠を逆に戻す解決策

African desert

オランダの発明家のPieter Hoff氏は、木々の根っこのシステムに能動的にドリップする灌漑システムを通して水を供給する、ウォーターボックスというアイデアを考えました。夜にできた露は、このシステムを通して木の根っこにチャネル化されます。この”水のバッテリー”は、砂漠の昼夜の気温差を利用し、木々に水を与えているのです。

4. 主なハードルとは

森林再生や、植林の段階においては、人為的なハードルはもちろんのこと、自然のハードルもいくつかあります。主なものは以下の通りです。

a. げっ歯類や他の草食動物による損傷

b. 土壌の(栄養素などの)欠乏

c. 極度な天候状況

d. 木のストックの少なさ

e.植林場所の準備の不十分さ

f. 邪魔となる雑草の存在

何ができるのか?

集中した太陽光エネルギーと一緒にしたっ巨大な温室は、砂漠への植林という目標達成に一役買うことでしょう。温室では、太陽光エネルギーを使って海水を蒸発させ、それから湿った涼しい空気を温室内に送り出します。大規模な砂漠の植林プログラムへの支援が芽生えています。たとえば、日立グループは、同社の創立100年記念事業としてNGOと共同で、内モンゴル自治区のホルチン砂漠で植林ツアーを企画しました。 ですから皆さん、時間との勝負であるこの問題に目覚めて立ち上がり、私たちの地球を守りましょう!

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