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電力貯蔵のためのリチウムイオン電力貯蔵システム「シーストレージ」をシーメンス社が公開

再生可能エネルギーを使用したいという需要が増えていることは、明らかで必然のことです。太陽光発電やウィンドファームが成長するにつれて、安定的に電力を蓄えたり供給したりするための電力貯蔵システムへの需要も高まっています。風力エネルギーも太陽光エネルギーも予測することができず、時間帯によって電力生産に大きな幅があるため、バックアップ用電力として機能するための調整システムが必要なのは明らかです。さらに、電力貯蔵システムにより、余剰電力を蓄えて販売したり、後で使用したりすることさえ可能になります。

Siemens Develops Modular Power Storage for Renewable Energy

シーメンス社は現在、「シーストレージ」という名の最新型モジュール式電力貯蔵システムとともに、この成長市場へ参入しようとしています。シーメンス社が製造するリチウムイオン電力貯蔵システムは、16KWhの電気を出し、2MWhまで容量を増やすことができます。シーメンス社は500KWhになることを披露していますが、この値は50世帯に電力を供給することが可能なことを示しています。また、その値は平均サイズの船積み用コンテナーやそれと同等のスペースにゆったりと入ることに相当し、8MWの電力を出力することができます。

すでにシーメンス社はエネル社の系列で最初の大事なクライアントを獲得しており、イタリアの大手電力企業が使用するために500KWhの貯蔵システムを設置しました。世の中が代替エネルギーへと急速に傾くなかで、クリーンな電力源を補完するための安定的で効果的なエネルギー貯蔵システムが必要とされる巨大市場をシーメンス社が利用しようとしていることは明らかです。

参考サイト:Treehugger

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