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「農業2.0」では持続可能な垂直農場による新しい都市モデルを提案

生活と農業のためのスペースが不足しており、その解決策が求められています。スペースを水平に広げることができないのなら、垂直に広げるしかありません。これが垂直農場の基本的な考えです。まだ現実には応用されていませんが、そのアイデアでは、住宅やインフラのために使用する土地をキープしながら大規模に農業を行なうこともできるため、受け入れられているようです。「農業2.0」というのはアパレイユ社が唱えるアイデアです。混雑した都市空間で農業を行なうことを目的に考え出されました。どんな都市にでも応用ができますが、建設のためには建設予定地がどこかによって一定の要素を変えなければなりません。

Generative System for a Vegetable Growing Infrastructure

アパレイユ社によると、そのアイデアは3つの値を考慮すると実現できるそうです。「都市の気候条件」と「配分できる土地面積」そして「ビルを建てるための場所」です。「農業2.0」は、植物培養器がビルの高さを移動できるサポート構造を備えています。その培養器は4から8平方メーターの密閉型プールのかたちをしていて、内部の環境はコントロールされています。太陽光が調節され、雨水が集められ、気温と二酸化炭素濃度が監視されています。

垂直農場は都市の食料需要ニーズに応えることができますが、すべての作物が育つわけではありません。しかし、ナスやトマト、レタス、ピーマンなどの軽量の野菜は栽培できるでしょう。アパレイユ社によると、1棟のビルにつき1日あたり42キロもの野菜を生産することができます。つまり、1.5平方キロメートルの住民たちの食を提供することが可能です。

そのため、都市に充分な数の垂直農場を建てることができれば、遠く離れた田舎から食料を運んでくる必要がなくなるのです。これによって燃料消費を減らすことができ、食料は低価格で取り引きされるでしょう。輸送による汚染レベルも下げることにつながります。

参考サイト:Evolo

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