次は何か: 浮かぶ風力タービン

ご存知のとおり

化石燃料や再生可能できないタイプのエネルギーに対する私たちの依存は、飽和点に達しています。増大するエネルギー需要に見合う量の、従来の燃料の形を地球が大量生産する能力がないので、研究者と科学者達は、クリーンで持続可能な代替となる選択肢にもっと目を向けています。 太陽以外の、他の再生可能な資源といえば風です。常に存在し、ほぼ地球上全てのエネルギー需要に応えることのできる可能性を持つ風力発電は、私たちのエネルギーの苦境に対する解決策として、ますます注目されています。  このような風力タービンはいまだかつてないほど、従来のエネルギーを生成するものに取って代わるものとして使われています。ポルトガルやスペイン、イタリア、デンマークといった国は、風力エネルギーの使用において、現在最前線にいます。

Floating Wind turbine

変わることの必要性

風力を集めるということが、とても必要とされているクリーンなエネルギーのために素晴らしい方法である一方で、問題点もいくつかあります。まず、風力タービンを設置するには広大な土地が必要だということ。ゆえに、スペースが問題になる地域では風力タービンを設置することが難しいのです。たった1機のタービンを設置するだけでは、1つの町や1つの工場で必要なエネルギーをまかなうのには足りないので、十分な数のタービンを設置するために、相当な広さの土地が必要ということになります。

もう1つ考えなければならないのは、風は常に持続して吹き続けているわけではないということです。風がまったくない時もあるので、そうなるとエネルギーの生成は最小限か、まったく生成ができなくなります。それから他には?

また、風力タービンの製造は高いです。もちろん、国が大きく商業的規模で製造するのであれば価格は下がるでしょう。 ですが、現在の状況はそうではないので、製造されている大半が、購入する側のポケットに大きな穴を開けてしまう(大きな金銭的負担になっている)のです。

では、どうすれば?

沿岸部付近の地域や、風力タービンを立てるのに十分な広さの土地がない人たちにとっては、浮かぶ風力タービンは素晴らしい選択肢です。それですと、タービンは水域(水体)の水底に繋がれて浮いている構造体の上にタービンが取り付けられます。

このタービンの素晴らしいところは、風力タービンを立てるのに必要な土地が要らないため、その分、そのスペースを他の開発プロジェクトや住宅の建設にあてることができるということです。大抵の人は巨大なタービンで風景が損なわれるのを好まないので、タービンが海などの水域に移動し、浮かぶようになればそういった問題もありません。

オフショアの風力タービンという概念が新しいものではないものの、初めは水深の浅いところに固定することしかできませんでした。しかし今では、もっと深いところ、70メートルもの深さのところでも、この浮かぶ風力タービンは設置することが可能になりました。全ての可能性で、水上の風速は常に陸上よりも速いので、この浮かぶ風力タービンは一貫してエネルギーを生成し続けることができるでしょう。

これからご紹介するのは、この独創的なアイデアに世界が資本と時間、資源を投資する方向に向くような、3つのコンセプトです。

1. VestasとWindPlusによるユニークな浮かぶ風力タービン

Vestas and WindPlus

風力タービンメーカーであるVestasは、WindPlusと取り組み、フローティングプラットフォームに設置する風力タービンを作りました。 他の浮かぶ風力タービンとは違い、2社によるこのコンセプトはタービンがより深い水深にあるように、プラットフォームが風と波の動きをコントロールするというもの。ポルトガルの沿岸で配備されるように委託されたこの浮かぶ風力タービンVestas V80-2.0MWは、もし成功すればフローティングプラットフォーム技術を利用した始めての風力タービンとなることでしょう。

2. Hexiconの六角形のフローティング風力プラットフォーム

Hexicon

スウェーデンの企業により開発された六角形のフローティングウィンドプラットフォームのHexiconは、6つから7つの風力タービンに対応することのできる中心のハブです。40MWの電力を生成する能力を有するHexiconのフローティングプラットフォームは古く、使い古されたタービンを簡単に取り替えることができるため、メインテナンスは最小限で済みます。

もし追加で電力が必要になったら、波力のインストレーションもハブに取り付けることができます。更に、全てのセットアップは現地で組み立てることが可能です。全体のインストレーションがコンパクトなため、中心のハブもまた、より省スペースになっています。

3. 北海の浮かぶ風力タービン

Floating wind turbine in North Sea

Norsk Hydroによるプロジェクトが実現すれば、北海のような地域はすぐに浮かぶ風力タービンの中心地となることでしょう。地上に設置した風力タービンでは一貫して風を得るということは賭け事のようなものですが、海で起きる風は一貫し風力が使えることを保障してくれます。 長さ60メートルになる3つのブレードがタービンについていて、タービンは高さ200メートルの鉄鋼のチューブに設置されています。 成功すれば、Norsk Hydroのコンセプトは、そのような大規模で披露される、初めての試作品となることでしょう。その巨大な構造物は驚異の海面下500メートルの深さに到達することができます

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