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水からエネルギーをグリーンに発電する方法

水力発電の現状

水力発電は大きなタンクから流れる発電機の巨大プロペラを回して発電するというもので、世界でもっとも人気のある発電方法の1つです。

ダムは本当にグリーンなのか?

水力発電というと大きなダムが付き物です。これは水の流れる圧力を作り出すためで、発電の基本になっています。しかしダムが自然に優しいかどうかは怪しいところです。ズバリ答えは「NO」で、環境や土壌、周辺生物、さらには上下流に住む人類にも影響を及ぼします。

環境のバランスを崩すだけでなく、世界中のダムは地震に弱いのです。つまり周辺住民にとっては「水爆弾」です。ですから対応策はどのようなものがあるでしょうか?電気は必要ですが、ダムは環境や住民にあまり良い事はありません。ですからここでは水から新しいカタチで発電する浸透圧発電について見ていきましょう。

浸透電気

浸透電気は川の水や海水にある塩分凝縮液に存在するエネルギーから発電するものです。有機フィルターや特殊電極が用いられ、電極が小型分子の透過を可能にする際に、水は塩分凝縮液を電子の横側に流しだしてより多くの塩分を含むようにします。反対側の圧力が発電の役割を果たすのです。ここでは2つの方法が発電に使われています。REDとPROでイオン電極を含む浸透電気の状態よって使い分けます。排出されるのは黒ずんだ水です。この手法がノルウェーやオランダで商業用に開発が進んでいます。

クリーンエネルギーの発電方法

PROの場合

2つのうち最初の方法ですが海水と純水の圧力は26バーです。270mの高さの数値と同等ですが実用最適圧力は半分の11-15バーです。PRO手法はイスラエルのネゲブにあるベングリオン大学のシドニー・ローブ教授によって開発されました。

REDの場合

この手法は、カソードとアノード交換電極の間を海水と純水を通すことで発電するものです。つまり純水と海水の化学成分の違いを利用してエネルギー発電に必要な電圧を作り出すものです。

重要プロジェクト

1.南オーストラリアのトレンス湖&アイア湖プロジェクト

アメリカのヒューストンにあるMIKテクノロジーは、南オーストラリアのトレンス湖とアイア湖の間にある不毛地帯に巨大浸透電力発電所を建てる計画を練っています。このプロジェクトで国内の電力供給量の20%をまかなえて、世界中の再生エネルギーにも大きな前進となります。このプロジェクト用には海水をスペンサー湾から70キロ引いてくる必要があります。この巨大プロジェクトが成功すれば再生エネルギーをかなりの量作り出すことができます。

2.ノルウェーのスタットクラフト発電施設

ノルウェーのトフテにある浸透電力発電所は世界初のケースです。スタットクラフト社によって手がけられ、SINTEFエネルギーリサーチによって運営されています。2009年11月に開始され、10KWの電力を発生するようにデザインされています。現在は年間1600-1700TWhを発電し、国内の水力発電で発電させられるエネルギーの13倍の量が発電可能です。

問題点

先に述べたように、廃棄物は黒ずんだ水です。この水の処理の仕方次第では塩分を高め周辺の水の状況に影響を及ぼします。これが急に起きると植物や魚や生物の状況に影響します。他には発電所の建設も必要だという点です。

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