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素晴らしいデザイン性と持続可能性を融合させた酪農組合のベトナム本部ビル

オランダの酪農組合であるFrieslandCampinaが始まったのは1897年のことです。現在、同組合は多くの国に事業を拡大し、牛乳の大切さを社会に広めようとしています。ベトナムにおいては、ホーチミン市中心部にオフィスを構え、更なる拠点の拡大を図っています。こうした考えのもと、同組合のベトナム本部は非常に進歩的な方法でデザインされています。

FrieslandCampina Head Quarter

「ミルクハウス(House of Milk)」と名付けられた最先端のオフィスは、牛乳のしぶきをかたどったロゴをベースにした斬新なテーマのに基づいて作られました。オフィスは3階建てで、傾斜した緑の屋根が訪れる人や従業員を迎えます。オフィス施設はおよそ6500平方メートルと広大で、風水に基づく落ち着いたファサードがあります。

建物は環状になっており、サイドのエントランスに向かって下っており、その形は上からみると牛乳のしずく、もしくは馬蹄形に見えます。この非常に興味深い建築物は、自然光をたっぷりと建物内に取り入れることができるので、光熱費を大幅に節約することができます。傾斜した屋根には植物が植えられており、植生となって雨水を吸収したり、遮音・断熱の効果も発揮します。そしてヒートアイランド現象(都市部においてみられる、周辺の地方よりも気温が高くなる現象)を軽減する効果もあります。

建物の入り口へ通じるアプローチは、屋上にあるカフェバーへの通路にもなっています。この「ミルクハウス」オフィスはLEED(米国環境性能評価システム)認証を受けようとしています。

この本部ビルを環境に優しい建物にするためになされた様々な試みを考えると、 「ミルクハウス」が、この人気の認証を受けることに間違いはなさそうです。他の環境に優しい建物と同様、この建物も人間の生活と自然環境が対立するのではなく、共存することを目指しています。

Via: Worldbuildingsdirectory

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