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全角度で太陽光を捉える球状の太陽電池

太陽電池は将来の再生可能エネルギーと捉えられることが良くあります。その改良が進むにつれて、最高のエネルギー源となってきました。太陽エネルギー利用の限界の一つには、太陽の軌道を追跡するメカニズムが無い限り、太陽電池が太陽エネルギーを終日得ることができないということがあります。日本の会社である京セミ株式会社が、高価な太陽軌道追跡装置を使うこと無く持続的に太陽光を集めることができる、ユニークな形をしたマイクロ太陽電池を開発しました。

New solar cell design harvests sun from all sides.

京セミ社が開発した太陽電池はドーム型、または球体をしており、一日中絶えずその表面で太陽光を捉えることが可能です。また、従来型の平らなものに比べて、この半球形の太陽電池は設置に必要な面積が少ないのです。そのため、この球状の太陽電池は1カ所にたくさん設置することができるので、太陽光のエネルギーを最大限に捉えることが可能になります。また、この球状の太陽電池は、太陽光を捉えるために動く必要がありません。従来型の平らな太陽電池では、電池を太陽の方向に向けるためにモーターが必要ですが、この球状の太陽電池ではそのモーターが必要ないように設計されているのです。

京セミ社は、この新しい製品を用いた太陽光エネルギーを利用する方法を提案しています。曲げられる平らな表面に太陽電池を取り付け、その表面を様々な方向に曲げてそれらを他の頑丈な場所に取り付けたり、ドーム型のマイクロ電池を別の丸い表面にとりつけ、多数の太陽電池からなる「森」を作る、などです。

同社は、この新製品に対して非常に楽観的であり、従来の平らな太陽電池に比べて早くエネルギーを生産することができると確信しています。従来の製品に比べて2倍もする価格が問題であるとする声もありますが、太陽光エネルギー開発は強力な投下資本を受けており、いかなる研究の進歩も正しい方向に向かっての一歩なのです。

Via: Dvice

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