バイオマス処理過程でエネルギー効率を上げてくれるイオン性溶剤とは

インペリアル・カレッジ・ロンドンの科学者たちが行なっている研究によると、イオン性溶剤には滑りやすい特質があり、それによってバイオマス処理過程で消費されるエネルギーの約80%を節約できるとのことです。これを利用すれば、さらに、バイオ燃料を生産するコストを10%も削減することが可能になるでしょう。ほんの少しの量の油をさしてあげれば、さらにサステイナブルなバイオ燃料製造過程になるとのことです。もうちょっと詳細な説明をみてみましょう。

Scientists save energy by lubricating wood

バイオ燃料生産には多くの行程がありますが、さまざまな量のエネルギーを使います。ある行程では、産業用粉砕器を用いて木材を液体に変換します。この行程には最も多量のエネルギーを必要としますが、仮にイオン性溶剤を木材の処理に用いたならば、必要なエネルギー量は激減します。なぜなら、粉砕している間にイオン性溶剤が木片を滑らかにするというその手法によるところが大きいからです。

バイオマス製品はすごく環境に優しいと考えられていますが、ヤナギやマツのような成長の早い樹種を原材料とします。これらのプロダクトには、オイルやバイオマス由来のプラスティック、ポリエステルなどがあります。バイオマスが「環境に良い」という期待に応えつづけるために最も必要なことは、製造過程そのものがサステイナブルで、環境への影響を最小限に抑えていくことでしょう。イオン性溶剤を用いることで、その効率性が高まることは間違いありません。

数の点から見てみると、一般的な粉砕器を使用すると1トンのバイオマスにつき12ドルほどの費用がかかります。この手法を用いればそのコストが9.6ドルも削減できるのです。これって80%ものコスト削減になりますよね。

参考サイト:Imperial

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