世界には電力が不足して、慢性的な停電が起こる地域がたくさんあります。それが生活の一部となり、その地域の人たちは暗闇での生活を受け入れることを学びました。しかしガザの場合は、イスラエルがジェネレーターを爆撃して以来、ちょっと不便と言えるどころではない状況でした。1日の大半を暗闇で過ごし、ほとんどの人たちはそれを運命として受け入れましたが、ある男性はソーラーパワーで自分の家に明かりを灯すことに挑戦しました。
化学の教授をしているモハマド・シャヒーン氏は、家の明かりを灯すためにパレスチナの商人が持ち込んだ太陽セルを使用しました。思考錯誤の末、システムの設置に成功し、日中はセルによって太陽エネルギーを充電し、停電中に家に電力を供給することができるようになりました。このシャヒーン氏の素晴らしい努力により、現在、ソーラーパワーで何時間も家全体の電力をまかなうことができます。
明らかに技術的には複雑であるとは言えませんが、専門業者の手を借りることなく、ゼロからソーラーパワーで家全体に電力を供給することができるシステムを構築したことは価値ある業績です。しかし、シャヒーンのもっと大きな業績は、ガザの多くの地元住民に、同様にソーラーパワーを使用することに方向づけたことにあります。シャヒーン氏は手初めに、障害のある人のために電気を必要とする車椅の開発に取り掛かりました。
彼は太陽から電力を発生させ、当局からの支援を受け、ガザの停電の状況を打破するための取り組みを計画しています。電力の手段がない場所にも太陽エネルギーが降り注ぐことに気づかされました。これは明るいニュースです。
Via: Alarabiya