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圧電グラフィンが変える未来ガジェットのカタチ

グラフィンは研究対象としては人気ですが、モダン電子機器や最先端技術にはシンプルなトランジスタからナノテクノロジーに至るまでいろいろな場面で使用されていることからも納得できます。しかし最近までは 圧電効果はカーボン分子構造として物質の中には取り入れることができないものだと思われていました。圧電効果とは物質内で電流を発生させる力の事を指します。

簡単に言えば、スタンフォードエンジニアスクールのエバン・リードとミッチェル・オングの研究によって従来では難しかったケースでのグラフィン発電が可能になり、電流の影響下での変形にも対応することができるということになります。 ナノテクノロジーにおけるグラフィンの圧倒的な人気を考えると、この能力は大変重宝することになりそうです。つまりより高速で、スマートな省エネ効果の高い電子機器を開発する助けになるというのです。

予想していなかった今回の発見は、偶然グラフィンをフッ素、リチウム、そしてポタシウムなどの不純物に浸した時にグラフィンに新たな圧電能力が見て取れたことがきっかけでした。これはPタイプとNタイプの半導体に浸す時と似ていますが、メカニズムと結果は大幅に違います。したがってこの圧電効果の発見は研究関係者のあいだでも大きな驚きをもって受け止められました。

当然ながらより深い調査がなされないと商品化やこの「浸漬グラフィン」の浸透は難しいでしょうが、いまのところ将来的には希望の持てるデータが上がってきています。

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