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英国ドーセット駅で復活。ビクトリア様式信号機

21世紀は、生活のすべての局面で革新をもたらしました。全ては技術の進歩によるものです。電力で動く装置が次々と生まれ、ほとんどあらゆるものに取り付けられました。ただ時には、技術が上手く活かされず、私たちが思うほど信頼性があるとは言えないことを思い知ることがあります。これこそまさに、20名の有志が、イングランド、ドーセットで電気信号塔をやめビクトリア様式の信号塔に取り換えた理由です。

Signal box at steam railway station

新しく設置された信号塔は、製造に4年を費やし長く放置されていた機種の残骸から再生されたものです。再生されたダイアルと32のレバーフレームで構成されていて、コーフェキャッスル駅で1885年から1956年まで使われてきたものにそっくりです。信号塔は1956年に腐食のために撤去され、その後電子センサー付きの現代的な電気装置に交換されました。ただし、故障やその他の技術的な問題があると、専門家が呼ばれて問題を解決するまで列車を通せなくなったため、あまり実用的と言えませんでした。このようなことは、旧式の信号塔では決して起こりませんでした。問題が起っても、駅にいる人々だけで比較的簡単に解決できるからです。

信号塔は、ウェアハムとスウォンジー鉄道の主線の間の列車をコントロールし、Network Rail 中央信号センターに直続しています。信号機の製造には、48,000ポンド (650万円)かかり、20名の有志によるチームが空き時間を使って携わり、4年間を費やしました。しかし、この長期にわたる努力も、信号部門でナショナル・レイルウェイ・ヘリテージ・アワード(National Railway Heritage Award)を獲得したことで報われました。駅を訪れた多くの人が、光景を素晴らしく、絵になる、思わず振り返ってみてしまうと称賛しています。

出典:Dailymail

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