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低排出の「ヴィート・ユーロ5」が安い価格でロンドンのタクシーになる

ロンドンは、環境に優しい街になるためあらゆる努力をしています。そのための取り組みの一つとして2012年1月より、走行期間が15年以上のブラックキャブにはThe Taxi and Private Hire Office(タクシー・ハイヤー・オフィス)からのライセンスが発行されないことが発表されました。この条例をメリットととらえたメルセデス社は、同社のメルセデス・ベンツ・ヴィート(Mercedes Benz Vito)を、そうしたドライバーにディスカウントして販売すると発表しました。ヴィートは2008年、Public Carriage Office(公共車両事務所)によりロンドンのブラックキャブとして認証されています。

Mercedes-Benz initiative to help London cabbies deliver cleaner air

ヴィートが選ばれた理由は、電動ドアや電動ステップなどの電気特性を備えた環境に優しい都市型車であるということです。ロンドン交通局(TfL)とメルセデス社はともに、ヴィートをディスカウントで販売するという決断をしました。タクシードライバーは、低排出のヴィート・ユーロ5(Vito Euro 5)タクシーを2372.4ドル(約19万円)で購入することができます。

このディスカウント分の経費をメルセデス社はどうやって回収するのでしょうか?実は、このディスカウントは、18ヶ月間タクシーの車体にメルセデス・ベンツの広告を掲載することが条件なのです。

統計によれば、ロンドン中心部におけるPM10汚染の原因のおよそ80%は路上交通であるとされています。ロンドン中心部の大気環境は最悪で、そのおよそ10%はブラックキャブによるものであると言われています。ですからロンドン交通局とメルセデス社、タクシー・ハイヤー・オフィスによる強度の取り組みは必ずやロンドンにメリットをもたらし、炭素排出による更なる空気汚染につなががる二酸化炭素排出を減らすことができるに違いありません。

 

Via: TransportforLondon

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