地球の人口が着実に増加していく傾向があるにつけ、エネルギー源の負担は日に日に重くなっていきます。そのような状況で、世界中の街や都市は、大人数に対するエネルギーの必要条件を満たすための努力を出来る限りやっているように見えます。その時流に乗った最近の例が、インドのケララ州のPathanamthittaという街 です。 その街の地区村議会は、5年以内に5つの小規模なミニ水力発電のプロジェクトを設定する提案しました。 プロジェクトは、地区のgrama(地方政府)とブロックのpanchayats(自治政府)の合弁会社です。この決定は、数日前に予算委員会で、panchayatsの副大統領であるP. Vijayammaによって発表されました。
これら5つのプロジェクトのうち、Kokkathode に、500kWの電力生成が可能なものが、そのうちの1つが来年完成する予定です。KokkathodeはANERT(Agency for Non-conventional Energy and Rural Technology: 非従来型のエネルギーと農村技術のエージェント)により、水力発電のプロジェクトを確立するのにふさわしいと判断された26ヶ所のうちの1つです。中央、および州の政府が資金面でプロジェクトをサポートします。 Pathanamthitta の発電計画のための予算は、2013年で23万ルピーで、Kokkathodeのケースでは、発電のコストはキロワットあたり1.5ルピーになるとされています。
水力発電は、大きな水源の近くにある家や、地域にとって一番の選択肢。なんといっても、水力発電は温室効果ガスを排出しません。ただ、それに対してマイナスの影響として考えられるのは、水源に与える影響で、たとえば、ダムやタービンは、魚が産卵のために遡上するのに必要である場合、その点で魚の数に影響を及ぼす可能性があります。
ケララ州は、インドでも、まだ緑や、比較的きれいな空気を有する数少ない地域の一つです。産業化の道を進んではいますが、それでもいまだに、自然のままの小川と緑の森を保ち続けています。ですから、国内外から観光客が訪れるスポットとなっているのも、驚くことではないのです。
Via: Thehindu