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酸性化に耐えることができるサンゴと藻の発見

破壊的な人間の活動により、気候変動の影響が広範囲に広がっています。人間だけではなく、動物、土地と同様に海にも脅威が広がっています。サンゴは、特に気候の変化に対して脆弱で、最終的に多くの生命体にも影響を及ぼすと考えられてきました。しかし新しい研究によると、若干の種は、地球温暖化に対してより耐久性があるかもしれないとのことです。

Coral resilience to ocean acidification

二酸化炭素の濃度が上昇すると、大気に影響を及ぼすだけではなく、同時に海もpHレベルが下がり大損害を受けます。海の酸性化が進行すると、サンゴが死滅し、それに依存している生態系が乱れます。しかし、科学者の国際チームがネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)で発表した調査結果によると、強力な内部メカニズムにより、ある種のサンゴと藻は、酸性化に耐久性ができたということです。

地球温暖化については様々な意見があり、人間の活動による温暖化への影響は若干でしかないという主張もあります。しかし、現在の二酸化炭素レベルは、海を酸の貯蔵池へと加速させています。これは、地球上で起こったあらゆる動物の大量絶滅期間よりも、早いペースで進んでいます。今、人間の活動の繁栄期ならば、この直面している惨事は、人間が大きく関与しているということを示しています。

オーストラリアのARCセンターによるサンゴ礁の研究によると、炭酸カルシウムの骨格を持つ特定の海洋生物は、内部メカニズムにより酸性化に対処できると発表しました。また、その貴重な生物形態は、かなりのサンゴ種に含まれており、災害が起こっても絶滅は避けることができるかもしれません。

霰石で形成されている骨格を持つサンゴと藻は、方解石で形成されているものよりも生き延びる事ができると科学者は指摘しています。しかし、この結果は、我々が進んできた経路を肯定する理由にはなりません。サンゴだけではなく、海の生物を守らなくてはならないからです。

ネイチャーより

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