今では誰もが、昆虫の中には跳躍力を持つものがいて、どの様に蚤があのように高く(彼らの体の大きさと比較して)跳べるのかを理解しています。しかし自然界の仕組みに感服する事と、それを模倣しロボットに同じ事をさせようと設計する事は全く別の問題です。何百万年の進化によって完成したデザインを複製する事はコピー&ペーストの様に容易な事ではありません。しかし、ボストン・ダイナミックスは蚤のアクロバットが出来るロボット「サンドフリー(砂蚤)」の製作に成功しました。
これは「砂蚤ロボット」と呼ばれ、この素晴らしい跳躍力を持つ設計は米軍の迅速な準備力による資金調達で始められました。ロボットは、その場で約9mジャンプするための加速と推進力を得る事が出来るCO2ピストンによって稼働します。ジャイロスコープが付いていて、空中の、また上昇下降時のバランスを安定させる為の安定化システムとして使われています。ボード上の赤外線カメラは跳躍中の画像を捉えます。
監視機能を備え軍事力を提供するように設計され、ビデオで見るような「超楽しい」玩具をはるかに超えています。この様に戦闘状態や好ましくない都会で直面する事態においても、兵士の生命を危険に晒すことなく鋭く敵を洞察することが出来ます。その技術の他の部分はまだベールに包まれていますが(間もなく優れた力で軍事力の一部となるので明らかになるでしょう)「砂蚤ロボット」はアフガニスタンに出荷されています。自然の力を証明するデザインが全てを知っているのです!
Via: スマートプラネット