炭素排出量削減の幸先の良い動きは世界中で確認されています。先日ドバイ空港の保全への取り組み について、70,000トンを超える二酸化炭素排出量を軽減するのにどの様に役立ったか話しました。そして英国では、昨年の温暖な気候の影響で従来の資源から生産する電力要求が大幅に引き下げられました。この影響を受けて、ガスや再生可能な構成物や原子力のような資源を使う事で、さらに広い範囲で低排出ガスシステムが島全体に適用されました。
二酸化炭素を中心に考えると、この前向きな傾向は長期的に維持できる変化に繋がる事を示唆しています。2010年に遡ると、英国は京都議定書に記された6種類の温室効果ガスと同等の二酸化炭素をトータルで5億９千万トン排出しています。しかし2011年の統計では５億４千９百万トンに減少していて約７％削減しています。
そしてこの幸先の良い変化に乗じて、英国は再生可能エネルギーと原子力発電を増加させました。例えば現状において、再生可能電力は英国全体のエネルギーミックスの何と9.5％を占め、2010年の7.5％のシェアをはるかに上回っています。
しかし、最も驚異的変化は発電部門に見られました。再生可能資源から発電された電力は毎時34.8テラワットで、前年度より３５%上回っています。事実、再生可能電力の容量は12.2ギガワットで前年度の2.9ギガワットを上回っています。
さらに範囲を狭めて地域に絞ると、再生電力の利用ではスコットランドがトップに輝いています。2011年には国は再生可能電力生産は全体の約35%を占めていてスコットランド政府が定めた31％をはるかに上回っています。さらに英国の人口の僅か9％のスコットランドが、英国の再生可能エネルギーのなんと40％を出力しているのです。
Via: グリーンビズ