アラスカのコディアック島は、まもなくXtremeパワー社がグリッド規模のエネルギー貯蔵システムを設定する予定で、Pillarマウンテン・ウインド・プロジェクトとして予備電力を生成します。このプロジェクトは、現在の電源の10パーセントを島に供給することができます。テキサス州の新興企業であるXtremeパワー社は、風力プロジェクトは近い将来、3MWのバッテリー・システムを9MWにアップグレードする準備ができていると話します。このような改良は、グリッドを不安定にする可能性があるので、バッテリーはこれをオフセットするでしょう。
システムは停電や他の電圧の問題を回避するために発電の平衡を保とうとします。現在、Xtremeパワーは、オアフのカフク・ウインド・ファームに15MWのバッテリーがあり、30MWの電力を生産する能力があります。また、テキサスのデューク・エナジー・ウインド・ファームをバックアップするために36MWのシステムを構築しています。報告書によれば、Xtremeパワー社の55MWのトータル・システムとしてコディアック・プロジェクトが契約されていて、そのうち22MWは既に設置されています。
カルロス・コー社長は、Xtreme社は停電時に冷蔵庫サイズのバッテリーが貯蔵していた電気を滑らかな電力潮流として提供し、コミュニティーの電力ピークを支援するコミュニティー・エネルギー貯蔵法に沿った小規模な蓄電プロジェクトにする予定であると語りました。この会社の化学コンデンサ貯蔵装置技術は、きわめて不安定なリチウム電池に対して化学作用を起こさない乾燥材料を使用します。そのため、安全に室温を操作することができるのです。
Xtreme社だけが、バッテリーを生産しているわけではありません。パナソニックや日立、その他の有名な企業が競合しています。しかし、これまでのところ、Xtreme社のエネルギー貯蔵システムが実用化させているのを目の当たりにして、今後将来的にも先駆的な存在であるとして考えているのかもしれません。エネルギー貯蔵システムの価格が下がれば、さらに効果的でしょう。現在、グリッド規模のストレージシステムは、特にアメリカ本土のガス燃料ピーク・プラントと競合することは実際には望まれていません。
Via: Greentechmedia