ランドヨットあるいはランドセイリングというのは、風力と帆の力を使って、車輪付きのヨットを動かし移動するスポーツです。以前はただ移動やレジャーとしてのみ使われていただけですが、1950年以降はレースのマシンとしての利用が主になりました。典型的な3輪のランドヨットは、動いているセイルボートとそっくりですが、唯一、操作の仕方が違います。ランドヨットでは、座っても寝転んでも走ることができ、ペダルやハンドレバーで舵をとります。現代のランドヨットは流線形で軽い設計と仕上げで、非常に速く移動できます。レースの目的にはぴったりと合っています。最近はその人気が非常に高まっています。次にご紹介するのは、スタイリッシュで高級感のあるランドヨットのリストです。
1. Land Yacht:
ランドヨット(上の写真)は、フィンランドのKrisztian Griz氏が着想し設計しました。普通のボートの帆を利用し、動くには風力を使います。このエコフレンドリーな3輪のマシンを建造する材料は、合板とカーボンファイバーです。3900 x 3050 x 3200 mm (長さ×幅×高さ) という寸法で、幅広いホイールベース(2500mm)、空気力学的ボディとゼロ・エミッション技術が特徴です。風速の4倍ものスピードで移動できるため、レースに最適な乗り物となります。
2. Sunfish Land Yacht
Sunfishランドヨットは、溶接されたチューブでつくられたヨットです。最も重要な機能は帆で、軸の周りを自由に回ります。車輪は非常に安価で、前輪は空気式ドーリータイヤです。ヨットのフレームはボートの船首を囲む檻のような形です。全体として、スポーツファンのため素晴らしい乗り物です。
3. Greenbird
Greenbirdは、英国のエンジニア Richard Jenkins氏の考案・設計によるものです。とてもスピードが出る風力ビークルで、120mphまで出せます。様々な機能を有する中で、典型的な帆を代替する固い翼が、このヨットの最も重要な部分です。このヨットは、カーボン複合材を主材料として、非常に軽量で、非常に高速です(風力の3~5倍)。
4. BMW Blue Dynamics ヨットコンセプト
Blue Dynamics Land YachtはBMWの効率の良い動力性能と「アクティブハイブリッド」とよばれるグリーンな廃棄プログラムを結合させています。このヨットには帆の制御ユニットがあり、風向きに合わせて固い帆をコントロールできます。コックピットへは、高くなったウィンドシールドから入ります。更にスタイリッシュで、高級感のある内装です。
5. Formula Zero Racer:メルセデスベンツ製
このシックなFormula Zeroは、空気力学的な薄型ソーラースキン、ハイテクな硬帆と、電気ハブモーターを特徴としています。エネルギーを節約し、全体の見た目も非常に滑らかで効率的です。
6. tartinoの3D Model of Land ヨット
とてもモダンでスタイリッシュなTartinoのランドヨットの3Dバージョンです。
7. ファイバーガラスランドヨット
これは、非常に刺激的でコンパクトのランドヨットで、ファイバーガラスのシートと操舵のためのハンドレバーがついています。
8. The Zooter
Zooterはビーチでのレースには大変向いている高速ランドヨットです。価格が手ごろで、簡単に移動し、非常に組み立ても簡単です。ランドセイラー、アイスセイラー、カイトバギーとしても使うことができます。
9. クラス5 Pacific Magic ランドヨット
クラス5の Pacific Magic ランドヨットは、Desert eagleとも呼ばれ、シンプルで軽量、かつ非常に頑丈で革新的なヨットです。価格も控えめで、4.00 x 8インチのタイヤの代わりに一輪車の車輪を使っています。
10. 自作ランドヨット
この自作のランドヨットは米国のNiykon 機械工学部の学生が設計しました。このヨットの帆は、12フィートの1972 Atlanta Kolibri Koralle Jr.のセイルボートからとられたものです。この乗り物はビーチに最適です。