ecofriend.com

日産「リーフ」がヨーロッパ市場に向けて再デザインされる

日産は、同社の電気自動車「リーフ」を欧州マーケットに売り出すための改良を行う予定です。この改良で、よりヨーロッパテイストな特性と外観で、価格はより安価なものを目指します。この車は2011年の「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したものの、デザインの面において評論家たちから、個性がなく、見た目がぱっとしない車であると酷評されたため、日産はヨーロッパの一般的な顧客が好む車に変えることを決断したのです。

Nissan Leaf EV

日産はまた、リーフの走行距離を現在の160kmから伸ばすことにも取り組みます。 電源供給も調整し、 アクセルを踏んだ時のスムーズさを向上させます。

昨年同社は、政府が電気自動車を推進しているいくつかのヨーロッパの国においてリーフを発表しました。イギリスでの販売価格は、政府による電気自動車助成金5000ポンド(約65万円)を含んで25,990ポンド(約340万円)です。

現在、リーフは日本の追浜にある同社の工場で製造されており、各地のマーケットに輸出されていますが、今年中には、アメリカ・テネシー州スミルナにある日産の工場での生産が開始される予定です。来年のヨーロッパ・マーケットを視野に、英国サンダーランドでの生産も予定されています。英国で生産される新しいデザインのリーフはヨーロッパ市場でのみの販売となりますが、アメリカで生産されるモデルにも、似たような改良点が採用されるはずです。

英国でリーフが生産されれば、輸送費が減り、関税も低くなるので、価格も安くなるでしょう。また、オーダーから納車までの期間もおよそ6~8週間程度短くなり、日本円との為替レートの影響もなくなり、価格は安くなるはずです。

英国・サンダーランドの工場では、最近電気自動車用バッテリーの製造も始めました。日本の工場から輸入されるものは、電気モーターだけになりそうです。同社はリーフの英国内での生産は近いうちに開始されるとしています。

Via: Autonews

Today's Top Articles:

Scroll to Top