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トレーラーハウスは環境保護に役立つのか?

by admin

プレハブ住宅に分類されるトレイラーハウス、またはモバイルハウス(移動住宅)は、家の敷地で作りません。工場で作られ、出来上がった状態で敷地に運ばれます。キャラバンに似ており、大抵の場合は決まった場所に恒久的に設置されるので、「動かないキャラバン」と呼ばれることもありますが、このタイプの家には牽引のための連結機や車輪などがついていますので、トレイラーにつないで別の場所に移動することもできます。

A steep caravan park on the cliffs above Beer, Devon, England.

これまで、車での長旅や休暇旅行、キャンプなどに、小規模なトレーラーハウスを利用してきました。しかし近年では、技術的に向上したこのタイプの家の人気が高まり、様々なタイプのものが登場し始めました。このような家を持つことを好む人々の存在により、この”車”は本流のマーケットに進出し始め、次第に不動産としても分類・認識されるようになってきました。

こうしたタイプの家は、家の建設中が引き起こす汚染をカットすることができるとして、環境に優しいものであると考える人もいます。クリーンな家を造るためにセメントやレンガ等の材料を必要とせず、閉ざされた工場で作られて、決まった場所に設置されるだけです。また、一つの建物を建てる時には常に、大量のゴミや廃棄される原料の問題がつきまといますが、こうした廃棄物を適切に処理またはリサイクルする設備を持っている国は少ないため、大規模な環境汚染が起こります。

塗装についても、屋外での作業では、健康被害をもたらすものがあると言われています。トレーラータイプの家は、完成した状態で設置するので、近隣にこうした被害を及ぼすことがありません。

もちろん、物事には表と裏があります。トレーラーハウスが最高の家であるという見解は、完全に正しいわけではありません。環境問題専門家たちは、建築時にはごみが出ないとしても、汚水や日々のごみ処理の問題があると、異論を唱えてきました。また、希望通りの場所や地域に必ずしも家を置くことができず、例えば同じような家が留められた駐車場などに置かれるため、そうした場所は事実上、トレーラーハウス地区になってしまいます。またこれらの家やその土地に適用される税法は、通常の家のそれとは異なるため、法的な問題もあります。

政府は、これらの家は狭いエリアに適切に置くための条例を制定しました。天然資源やインフラは、適切な住居のために必須ですが、トレーラーハウスの増加により、政府は現状どのようにすべきなのか分からない状況です。

金属や似たような他の材料でつくったこの家が結局のところ、果たしてどれほど便利なものなのか、疑問に思う人もいます。またこのタイプの家には、通常の家で使われているような汚水管がないので、汚水の問題が常につきまといます。

建築業における作業員の健康問題や、建築過程が環境に与える悪影響等を考えると、こうしたトレーラーハウスは環境に優しいものに見えるかもしれません。しかしより広い視点に立ち、適切なインフラ設備がなければ、こうした家が長い目で見て成功することはないのだということを理解する必要があります。

現在、このタイプの家に投資する人たちの理由の大半は、不動産が高い地域に安く住めるということです。また、トレーラーハウスを休暇用として賃貸にだすことにより、副収入を得ることができるという点もあげられます。しかし、上下水道設備が向上しない限り、これらの家が環境に優しいものではないということに早く気づかなければなりません。

 

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