私達はみな、将来の地球の環境のために電気自動車は大切であると理解しています。メーカーも迅速に対応して世界の市場に最良の小型車を設計し始めました。このトレンドに転じる動きはルノーのトゥイージーの外観やスマートカーに見られます。この時流に乗った最新の車がザガート製Volpeです。
Volpeはルノーのトゥイージーとジェットカーを融合したものと考えられ、2つの異なる環境に配慮した構成で使用できるものです。一つは全電動モデルでもう一つは、シボレーのボルトに使われているようなレンジエクステンダーエンジンを積んでいます。レンジエクステンダ―(航続距離延長装置)方式はCNGやガソリンで発電機を回し、エンジンはバッテリー残量が設定値を下回った時のみ稼働します。
全電動タイプのVolpeは60km走行可能ですが、これは消費者が求めている物より少ない数字に思えます。近所の買い物やオフィスに通勤するには問題ありませんが、市場に数ある他の電気自動車 とは違っていて「レンジアングザエティー」(航続距離の不安）の問題には対処されていません。
しかしハイブリッドVolpeには優れた仕様が幾つかあり、レンジエクステンダ―式エンジンで360kmもの航行距離を実現する事が出来ます。電気自動車は全て6995ユーロで購入出来ますが、ハイブリッド車は7950ユーロかかります。
どちらもこの価格で最高速度時速45kmが可能になりますが、熱心な電気自動車愛好家のために、企業は最高速度80kmに達する、よりパワフルな車の開発を計画しています。これには1000ユーロ余分に払う必要があります。
ABSとエアバッグのような機能も含め、全ての安全性及び衝突テストに正常に合格しているとメーカーは言います。排気ガスレベルはハイブリッド方式では非常に素晴らしく1kmの走行でカーボンの排出は僅か35gです。さらなる利点としては、Volpeが非常にスリムで、理論上では2輪車のスペースに駐車する事が出来ます。
Via: テクノロジックヴィークルズ