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大手スーパーチェーン「セインスベリー」がトイレットペーパーロールを縮小し、二酸化炭素排出の140トン削減に成功

イギリス国内大手スーパーマーケットの「セインスベリー」は、自社ブランドのトイレットペーパーロールの仕様改善によって環境に対する悪影響を減らそうという試みに着手しました。具体的には、トイレットペーパーの枚数はそのままで、 段ボール製の芯の直径を123ミリから112ミリへと11ミリへと縮小化をしたのです。

毎年平均にしてイギリス国民一人当たり50個のトイレットペーパーロールを使用することになり、関連する生産費や環境への影響の大きさは計り知れないものがあります。セインスベリーの発表では、新しい縮小サイズトイレットペーパーは140トン分の有害ガスを削除し、運搬トラックの工場~販売店間の輸送を年間500往復分カットすることを可能にします。トイレットロールは以前に比べて小さめですが、ホルダーへの取り付けを従来どおり簡単に行うことのできるサイズを保っています。

同社スポークスマンのケイト・タッカー氏も、ホルダー取り付けの際の利便性は犠牲にすることなく、可能な限りサイズの縮小化を実現させることが重要課題であったと話します。新サイズの製品は4個セットで1.99ポンドと従来と変わらぬ値段で、来月までには店頭に並び始める予定です。しかし最も重要な点は、今回の仕様変更で身近な家庭用品においてもカーボンフットプリントの削減にむけて対策が練られはじめたということです。

 

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