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流水でナノ材料グラフェンコーティングのエネルギー生成

Graphene

レンセラー・ポリテクニック・インスティテュートの研究者は、水資源からエネルギーを利用する新しい技術を導入するナノ加工のグラフェンコーティングを開発しました。同研究所では、この新技術は大規模な利用を目指したものではなく、探求する価値がある自立型のマイクロセンサーに向けてつくられていると話しています。同研究所では、この技術はリソースの再生可能性を唱道し、広範囲に利用できるようにすることを目的としているとも主張しています。

分子の動態シュミレーションの助けを借りて、研究者らは、銅基板上で起こした化学蒸着と二酸化ケイ素で、生成させたグラフェンの周りに水を流すと、水中の塩素イオンが表面にくっつことを発見しました。吸収された塩素の層と流れる水の間に摩擦が起ります。そうやって水流の方向に塩素イオンが漂い始めます、グラフェンに存在する遊離電子を上手く引っ張るイオンの動きによる内部の電流が生まれます。

約 85ナノワットの電力が0.03 × 0.05mmのグラフェンシートを使って生成されます。量としては小さいですがレンスラーインスティテュートのNikhil Koratkar教授は、様々な目的をもつ小さなセンサーに電力を供給するユーティリティーにコメントしています。油とガスの再回収に取り組む新技術を推進するグループである、Advanced Energy Consortiumは、2010年3月プロジェクトに対して100万ドルの助成を贈りました。「Harvesting energy from water flow over graphene(グラフェンを経由した水流からのエネルギーハ-ヴェスティング)」がチームの論文です。この発見を報告する最初の論文で、学術誌「Nano letters」に掲載されました。

Koratkar教授によればこの技術を使えるユーティリティには、まだ未探求であるとのことです。その中にはグラフェンコーティングから電力を収穫する、自家発電型マイクロボットまたはマイクロ潜水艦、ボートが挙げられます。

出典:Gizmag

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