「グリーンに暮らす」だけでなく、「グリーンの中に暮らす」というのが現在です。エコフレンドリーなレンガで、ただ環境に配慮しただけでなく、頑丈な夢の家を建てることができます。環境に優しいライフスタイルが、流行語になる昨今では、再生可能エネルギー源を使った新しい家に住んで、よりグリーンなライフスタイルを選択する人が増えています。ただ、「基礎」のレベルでグリーンになろうと実際に考えている人はほとんどいません。エコフレンドリーなレンガをつくる既存の方法をご覧ください。
1.石炭火力発電所の副産物からエコフレンドリーなレンガ:
従来の粘土製レンガと同じように、このレンガも住居、ビル、工場の建設に使えます。このレンガがエコフレンドリーである理由は、石炭を燃料とする発電所の有害な副産物からできていて、その有害物質が大気中に放出される代わりにレンガへ注入されているからです。
廃棄物には、水銀や鉛など有害な化学物質が充満したフライアッシュも含まれています。発電所にとっては副産物の廃棄には数百万ドル以上の莫大なコストがかかります。いままでは、特別にデザインした廃棄物センターや池に埋められていました。
このレンガはフライアッシュと水を混合してできていて、その後レンガを圧縮します。これらのレンガは粘土のレンガと違い、天然ガスで焼成しないので、製造工程が更にグリーンです。加熱しないことで、価格はさらに低くなります。
2. Ecobrique:水処理工場の廃棄物からレンガ:
水汚染が拡大していて、その汚染により毎年数千件の死亡例があるため、浄化された水は現代では必須です。しかし水処理工場の貯水槽の残留物は、ごみ処理場に積み上がり、廃棄がむずかしくなっています。これに対する解決策を探し、安価な原材料でエコフレンドリーなレンガをつくる目的で、VBCは、粘土とともに貯水槽に残った残留物からレンガをつくりました。エコブリックとして知られるグリーンなレンガは、水処理工場の廃棄物が持つもう一つの問題から環境を救っています。従来のレンガと変わらないほどに頑丈で耐久性もあります。
3. リサイクルされたフライアッシュレンガ:
石炭を用いる発電所から放出される「フライアッシュ」は、環境と健康への影響が常に懸念されています。これに対する対策を見つけるため、研究者らはフライアッシュと石炭を使う発電所の廃棄物からリサイクルレンガを開発し、解決策にしようとしています。
これらのレンガは、普通の人が認めるよりも、安全性がたかいのです!
4. 太陽で光るレンガ:
本当に光るレンガです!誤記ではありませんよ。本物の電球に入った黒い色素が光り、その電球はアクリル樹脂でできた固いブロックに入っていて、発光します。ブロックのスペース内に光が拡散することで、珍しく、美しい視覚的効果をつくり出します。ソーラーエネルギーによって充電され、暗闇で光、夜用電球として効果的に働きます。光の色はグリーンとブルーの2色が選びます。この現象は「フォトルミネセンス」と呼ばれています。
利点
このプロセスは、石炭の発電所フライアッシュのような廃棄物や水処理場の貯水槽の残留物を効率的に廃棄します。加熱しないことで、価格はさらに低くなります。断熱されているので、家のエネルギー消費も少なくなります。グリーンレンガの素材は軽量で、作業員にも扱いやすいので建造時間とコストも削減できます。
短所
グリーンレンガの短所は、市場に参入するにつれ、入手できない地域があり、取り寄せにする必要があるということです。
影響
グリーンレンガは粘土のレンガに急速にとってかわりつつあります。グリーンレンガは持ちがよく保存スペースが半分で済みます。石炭よりはるかにクリーンで、すすの排出力も少なくなります。環境に優しいグリーンレンガは、燃焼で排出されるCO2は無視できる量であるため、カーボンニュートラルと考えられます。 エコなレンガが、建築の基礎の将来を担うに違いありません!