都市化のペースが加速してきて、世界中に持続可能な生活の必要性が高まってきたことで、世界中で生活の革新的な方法について考える必要性が出てきて、そのことが多くの創造的な人々に刺激を与えました。持続可能な生活に関して取り組んでいるメキシコの有名な会社Xome Arquitectosは、テムズ川とロンドン・ブリッジの銀行にタワー農場の開発を予定しています。
垂直型の農場タワーは、複雑なハチの巣の形をしており、居住空間の部分とミニ・エコシステムの部分があるタワー型設計です。建物は、中央に垂直型の農場があり、雨水を集めるメカニズムや発電システム、そしてその他の設備を屋上に備えた自給自足型で、居住者用の食物を育てることができます。2050年までに、世界の人口の70パーセントが都市や都市近郊に住み、生活のオプションとして自給自足が必要となることから、Xomaは持続可能な自給自足の垂直農場を作ることを思いつきました。
これまでに市街化区域において所要スペースが増加しているので、都市環境で暮らしている何百万もの人々に食料を栽培する場所として、同社は垂直型農業を導入しました。建物の居住者は、買い物や仕事、エンターテイメントなど文化活動やライフスタイル関連の活動に参加することができます。この建築家会社はLOFT AWR 2011設計コンペティッションを通じてその考えを広めました。建物は周辺部にあるアパートを含めて、地域の中心となって発展していくでしょう。
タワーのファサードは、階に沿って建築用ブロックとしての要素カーボン・ナンバー6の原子組成を採用しています。建物の基本的な形は六角形をしており、その構造はアパートの窓として建物の側面に位置して建物の最上階まで続いています。
屋根に設置された様々な再生可能エネルギー発生システムは、建物全体の電力を生成します。また、建物の底に集められた雨水は、シャワーやトイレ、そして水耕法のような種々の目的に使用されます。食料用作物はタワーの中心部で成長します。その目的は、垂直型の農場には、居住者がどこからでもアクセスして自分の果物や野菜を育てることができ、そして、自分のミニ・エコシステムによって自給自足の生活を簡単に送ることを可能にするためです。
Via: Plataform