緑の判定:スマートForvision対三菱iMiEV

The Green Trial

どうして比較するの?

電気ドライブトレインと小型ハッチバックは、常にお互いの特性を生かしあいながら開発や改良を重ねてきました。上の写真にある二台の電気自動車は、都会の交通事情を考慮し、低排気ガスで環境にやさしく、快適で小回りの利くハッチバックです。ここでご紹介するスマートForvisionは、まだコンセプト段階に留まっていますが、Fortwoの後継車として見逃せません。三菱iMiEVは、2009年に(車業界内で)発表されて以来、その高度な技術に対し無数の賞を獲得しています。

スマートForvision

長所

この電気自動車は、まだコンセプト段階にあるので、その性能や速度に関しての詳細はわかりません。しかし、これまで発表された構想によると、車体50%の重量を減らすために、超軽量炭素繊維強化エポキシ樹脂を使用することに決定したようです。車体は、エネルギー効率のよいメタリック塗料を施し、熱を反射し、車内の温度を華氏20度程涼しく保ちます。環境にやさしい点については、車の上部に半透明の太陽電池が設置されています。電気セットアップは、最大110マイル(176㎞)を走行します。

短所

設計図上から路上への移行、実現は必ずしもスムーズではありません。まだコンセプト段階にあるこの車が、実際に混雑した都市部での路上パフォーマンスを待たなければなりません。また、二人乗りに限られるようです。

三菱iMiEV

長所

iMiEVは、日本第5位の規模を持つ三菱自動車の環境にやさしい4人乗り5ドアハッチバックタイプです。電気ドライブトレインは、16kWのリチウムイオン蓄電池を搭載し、47kW(63馬力)の永久磁石モーターで構成されています。最新のセットアップで、最高速度80mph(毎時130km)で走行し、かなりガソリン車に近づいています。効率性についてEPAは、この三菱iMiEVの複合燃費を112 MPGe(2.1 L/100㎞)としています。これは、有名な日産リーフ(Leaf)の99 MPGeよりも高い評価を得ています。そして、このiMiEVへの充電は、240 Vの家庭用ソケット使用でわずか6時間です。

また、この三菱iMiEVの独創的な便利さを追求し、家庭に電力を供給可能にするという提案を出しました。同社によると、16kWhのリチウムイオン蓄電池によって、日本の平均一世帯のほぼ1.5日分の持続的な電力を供給できるとのことです。特製デバイスとして、15アンペアまで供給可能な100ボルトのACコンセントを組み込みます。これは、洗濯機など比較的大型の家電製品の使用も可能でしょう。

短所

この三菱iMiEVについて、不十分なラゲッジスペースと、高い価格設定が、否定的な意見の主な理由です。平均的な顧客にとって、この環境にやさしい電気自動車は、なかなか手が届かない値札をつけています。アメリカでのエントリーモデルは$29,000で、送料は別につきます。また、日産リーフに比べ、小型の蓄電池を使用しているので、100マイル(160㎞)以下の走行距離となります。

評決

コンセプト車のスマートForvisionは、スプリット・スポーク・プラスチック車輪や、超軽量炭素繊維強化エポキシ樹脂、また、太陽電池など色々な新技術が組み込まれています。しかし、まだコンセプト段階なので、都市部での路上テストなどの実績が無いのが気になります。一方、三菱iMiEVは、二年以上の実績があり、幾つかの非常に優れた性能を備えています。結局のところ、Forvisionが商業的に可能になるまで、今暫くは、三菱iMiEVがより良い選択ということになりそうです。

 

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