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ラジエーター・ラボが暖房システムの効率性を向上させる制御装置を開発

コロンビア大学の学生からなるチームであるラジエーター・ラボは、とてもシンプルで賢いアイデアを開発して、MITクリーンエネルギー賞と賞金20万ドルを獲得しました。彼らが発明した制御装置は、ラジエーターに取り付けてスチーム式暖房システムと温水の効率性を向上させます。しっかりとパッドで保護された装置はラジエーター全体を覆うため、ラジエーターは熱をシステム内に閉じ込めて、部屋に流れこむ熱の量を制御できます。家を暖め過ぎないように防ぐことができ、ムダな熱は部屋に放出されずにシステム内に蓄えることができます。

Radiator Labs Wins $200,000 MIT Clean Energy Prize

熱移動をコントロールするためにファンが使用されています。ラジエーターには、暖房が必要ないときには低くしたり完全にオフに切ったりすることができるバルブが搭載されています。室温が暖かくなりすぎた時には窓を開けるのではなく、ラジエーターやサーモスタットを下げられるので、ラジエーター・ラボのシステムは画期的だと言えるでしょう。

このチームのテクノロジーはバルブのないシステムや、つねにバルブ調節が行なわれるがためにシステムを損傷してしまう恐れのある旧式のシステムにも応用することができるでしょう。ラジエーターのバルブ調節が難しいと感じてしまう年配の人でも、この装置は操作するのが簡単です。

順調に開発が進めば、ラジエーター・ラボはこのテクノロジーをアパートメントに導入する予定です。サーモスタットによって制御される暖房システムを備えているアパートなら、ラジエーター・ラボの制御装置を設置することで室内の暖め過ぎを防ぎ、電気代を節約できるでしょう。

この技術はコロンビア大学の学生たちによって考案されたので、このシステムを用いた最初の実験は、2011年から2012年にかけて暖房が手放せない季節に、大学の建物で行なわれました。現在、このチームは2012年から2013年の季節に向けて大規模な計画を準備しています。

参考サイト:WSJ

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