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太平洋諸島諸国といっしょにグリーンエネルギーをたくさん使って地球温暖化と戦おう

小さな島国は、気候変動によって引き起こされるさまざまなリスクのいちばん最初の被害者になります。最大のリスクとされるのは、海面が上昇したせいで世界中の多くの島々が水浸しになることです。2009年にモルジブの議員たちが水中会議を行なって、地球温暖化のはらむ危険について国際社会の注目を得ようとしました。今では、小さな太平洋諸島諸国はガソリンや従来の燃料を見限って、再生可能エネルギーへとシフトしてくことを宣言しています。

Pacific nations

国連開発計画とカリブ海諸島の主要国であるバルバドス政府が開催した最近の会議では、太平洋諸国のリーダーたちが集まって、グリーンエネルギーのアイデアについて共有しました。ハワイとニュージーランドの間にある3つの島からなるトケラウ諸島は、将来ココナッツのバイオ燃料とソーラー電池を使って持続可能エネルギーを作ろうとする計画を発表しました。

一方で、2020年までに他のクック諸島やツバルのような主要島国が目指していることは、電力需要の半分を再生可能エネルギー源からまかなうことです。セントビンセントおよびグレナディーン諸島のようなカリブ海諸島の国々も、2020年までに電力需要の60パーセントをグリーンエネルギー源から作り出すことを目標に掲げています。東ティモールは、薪や従来の燃料への依存を2025年までに減らすことを宣言しました。当国の電力需要のほぼ半分が再生可能エネルギー源から作られることになるでしょう。

来月にブラジルのリオデジャネイロで開催される国連持続可能な開発会議を直前にひかえて、こういった島国からの宣言が続々となされています。主要諸国のリーダーや技術者たちには、より効率的で安価な自然エネルギー源を提案することが求められることが予想されます。太陽エネルギーや風力発電、バイオ燃料などは島国にとっては、最も妥当な選択肢です。将来起こりうる気候変動のインパクトに対して戦っていこうというシンボルになるでしょう。

参考サイト:AFP

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