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賞を獲得した電気自動車「MotoTracer MTE-150」が量産体制に入る

性能やスタイルの向上、環境に配慮した輸送手段への需要の高まりにより、電気自動車は人気を集めています。従来の車と違って動力を搭載しない電気自動車は汚染物質を排出せず、道路でスピードを競うことを目的としない人々にとっては完璧な交通手段です。スイスのメーカー、Peraves社によるこの「MonoTracer MTE-150」は、2010年の「Automative X Prize」(環境に配慮した車で行うレース)に優勝し、まもなく量産体制に入ります。環境に優しく生きる世界中の人々にとって素晴らしいニュースです。

Peraves MonoTracer MTE-150 electric cabin cycle

ニーズに応え、Peraves社は「MonoTracer」のドライブトレインを交流推進から第三世代の200馬力(150kW )システムにアップグレードしました。ケブラー(ポリマーの一種)を含んだ単一トレーサーにより燃費が向上し、時速45マイル(約72km)の一定速度で走行した場合の燃費はなんと525MPGe(33.7kWhがガソリン1ガロン(約3.9リットル)相当)です。しかし、一定速度での走行は現実的ではないので、実際の燃費は350MPGeほどになるでしょう。リチウムポリマーのバッテリーパックの電気使用量は毎時20キロワット強で、走行距離200マイル(約320km)を実現します。トレンディーなこの「MonoTracer」の加速時間は、時速0-60マイル(0-96km)が4.8秒と驚くべき性能で、スピードを求める人々にとって最高の車です。

コックピット部分は、ドライバーが脚を伸ばすのに十分な広さを確保しています。停止するときは、ハンドルの左のボタンを操作して、脚の代わりに小さな車輪をおろして車体を安定させます。ハンドルの後ろのディスプレイはスピード、消費・節約電力量、バッテリー残量を表示します。

このMTE-150モデルは、Oxygen社のマルチメディア・システムを使った中央コンソールを採用しており、iPhoneを使って音楽やナビゲーションなどのアプリが使用可能です。2シーターで荷物用スペースもありますが、その容量は不明です。しかし快適なドライビングと高い燃費を実現するこの「MTE-150」は最高の車であると言えるでしょう。

 

Via: Autobloggreen

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