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BAE社とノースロップ社が発表したハイブリッド戦車

軍機関は、使用する装備や輸送システムのために大量の燃料を消費しています。そんな中、アメリカはハイブリッド戦車を採用することにより、化石燃料への依存を減らす試みを行っています。アメリカ陸軍のためにBAE Systems社が開発したハイブリッドの電気戦車は、ディーゼル燃料で駆動する従来のものに比べておよそ20%燃費を向上させます。

 

Hybrid Army tank

BAE Systems社は、4年以上研究し続けたこのコンセプトの概要を最近になって公開しました。現在、1日あたり平均して兵士一人当たり約22ガロンのガソリンを消費している計算となり、これが軍にとって重い負担となっています。既に燃料はふんだんにある訳ではないので、より環境に配慮した解決策が求められています。

このハイブリッド戦車は2009年にアメリカ陸軍により中止された「将来の戦闘システム・プログラム(Future Combat System program)」の一環として考案されました。 しかしの度BAE社は12人収容の地上戦車両(GCV)の完成予想図を公開しました。総重量70トンのこの戦車は、ハイブリッド電気ドライブを使用し、より長い駆動時間を実現します。この特徴は、燃料供給ラインが簡単に得られない遠隔地で使用されるときに特に威力を発揮します。

BAE社はノースロップ・グラマン社(G主に戦闘機、人工衛星、ミサイル等を製造している軍需メーカー)の陸上戦闘車両が将来的に環境に優しいものとなることを期待し、同社と共同で開発を行っています。BAE社のホームページによると、原油価格が高騰する今、陸上戦闘車両こそがアメリカ陸軍が次に進むべき道であるとのことです。実際、アメリカ軍は既に保有するジェット機のいくつかの燃料としてバイオ燃料を使用しており、部隊用のソーラーパワーのバックパックを開発しています。

この戦車について、現在のところこれ以上の詳細は明らかになっていません。間もなくあるであろうBAE社やノースロップ社の発表を待ちましょう。

Via: Autoblog

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