混み合った都会の道路交通の問題を解決することを目的とした、二輪車・四輪車の特性を凝縮した三輪車のコンセプトモデルをこれまでに数多く見てきました。しかし、デザイナーのKevon Brownが設計したこの車は、これまでにないスキームによる特別なモデルです。「Regatta Quad S」と名付けられたこの車は電動四輪車のコンセプトを用いたバイクです。
設計したBrown氏によれば、アムステルダムの道路事情を鑑みてこのハイブリッドコンセプトカーは生まれました。デュアル構造のこの「Regatta Quad S」は、自転車・車両方のユーザーにとってスマートで効率的な交通手段となります。
4輪モードでは 流線型のエアロダイナミック車体を持つATV(全地形万能車)となります。縦軸とガラスで覆われたコンパクトなコックピットを持つ、スタイリッシュな構造をしています。2シーターのこの車は、カーボンファイバーのアームで前輪・後輪を支えています。これらのアームは縮んで二つの車輪を一つにした形にすることが可能です。これにより4輪車からコンパクトな2輪のバイクに形を変え、都市の狭い道に対応することが可能です。
そして「環境への優しさ」という面においては、既に低排出の電動トレーンについてご説明しました。Brown氏によるこの車では、後輪に取り付けた軽量なソーラーパネルを使うことにより、持続可能性レベルを引き上げる試みが行われています。自動車の充電が必要で、施設が近くに無い場合には、このソーラーパネルを使って充電を行うことも可能です。
Via: LocalMotors