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ストローベイルの家:自家発電、完全自給自足の家

気温差が激しい砂漠地帯で生きることは大変なことです。そうした砂漠の気候に適応するため、ニューメキシコ州タオスのエッジ・アーキテクツ社(Edge Architects)が、砂漠での生活を便利にするだけでなく、より環境に優しい家を設計しました。この家は自家発電を行い完全に自給自足であるとのことです。

Strawbale off-grid home by edge architects

北向き、西向き、東向きのこの家の外壁はすべてストローベイルでできており、厚さは24インチ(約60cm)あります。この分厚い壁により建物が急速に熱せられるのを防ぐので、屋外の気温が変動しても室内の気温を一定に保つことができるのです。必要なときには階段の最上部に設けられた天窓を開いて、室内にこもった熱気を急速に逃がすことが可能です。冬には太陽熱が深く浸透して床と内壁に吸収されて、日が沈んでからも室内を暖かく保つことができます。

砂漠の環境の利点は、年間の日照日数がおよそ300日もあり、太陽光を有効に利用することができるということです。この利点を生かして太陽電池パネルがユーティリティルーム近くに設置されています。このユーティリティルームには蓄電する太陽電池と、24ボルトの直流電気を110ボルトの交流電気に変換する変換機が設置されます。

この環境に優しい独創的な家のメリットは数えきれないほどあり、すべての面において環境に配慮した技術が用いられています。例えば水供給ですが、これは屋根に取り付けられた雨水回収システムによりまかなわれ、オンデマンドのヒーターにより温水も使えます。また、再生ガラスで作られたキッチンのカウンタートップから竹のフローリングまで、家中のもの全てがエネルギー効率の良いもので作られています。

灼熱の砂漠を忘れて自然を楽しむということを便利に実現することができるのです。あらゆる快適性を享受しながら、それが同時に環境への優しさも実現します。すべては、持続可能な生活への新たな局面を提示することに自信をもつエッジ・アーキテクツ社のような会社のおかげなのです。

 

Via: Alternativeconsumer

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