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ドライバーに優しい特徴を備えた電気自動車「デュオ」

狭い都市の道路を軽やかに走行する革新的なコンセプトカーが登場しています。しかし、その大半は環境への優しさを誇示するだけで、ドライバーの快適性が二の次にされている傾向があります。デザイナーのスコット・タン(Scott Tan)は、本質的な「ユーザー体験」を重視した、より斬新で野心的な試みを行いました。こうして考案されたのが、先端技術を取り入れた電気自動車「デュオ(Duo)」です。

Integrated Mobility 2012 DUO

小型のハッチバックで、流線型の先端的なラインが、このスタイリッシュで幾何学的なこの車を形づくっています。車長3メートル、車幅1.8メートルの独特の形をしたこの車には大きな窓とフロントガラスがついており、ドライバーの視界を向上させます。またより効率よく視界を確保するための、角が丸いLEDのヘッドライトがアクセントとなっています。

またこの車には、ユーザーが運転を視覚的に捉えられるためのインタラクティブなシステムが多数搭載されています。たとえば「統合ネットワークシステム(INS / Integrated Network Systems 」や「ドライバー補助システム(DAS / Driver Assistance System」、エネルギー管理システム(EMS / Energy Management System)などです。INSは、広義のネットワークの総称で、リアルタイムの情報へのアクセス及びアップデートを行います。DASは、iPhoneのアプリ「SIRI」に似た人工知能を使ったガイダンスのソフトウエアです。

最後に、この車の「環境への優しさ」についてですが、走行距離向上のためにこの車にはリチウムメタルポリマーのバッテリーパックが搭載されます。また、ワイアレス及び従来のコンセント型、両方での充電が可能で、ここに上述の3つ目のインタラクティブシステムであるEMSが活用されます。このシステムが充電装置と同期されて、ドライバーはバッテリー残量や次の充電をいつすれば良いのか、また充電の料金といった便利な情報を得ることができるのです。

Via: Coroflot

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