水素は地球上で最も豊富にある要素です。それを技術的に有効利用しないのも変な話です。もちろん、水素駆動自動車は存在しますが、一番に選択される存在にはなっていません。これは主として単位当りの低エネルギー密度、高保管容器圧力、そしてインフラストラクチャーの大型投資が必要なためです。しかし、トヨタは、レクサスLFA-hの導入により、これらをすべて克服したように思えます。この水素駆動の自動車はガソリン・モデルよりもパワフルな自動車です。
このスーパーカーは、数年にも渡って水素駆動に強い反対意見を持っていた人たちの見解を覆すことができました。レクサスLFA-hは、ガソリンエンジン車よりも48馬力大きいV10エンジンによって大量の600hpをポンプアウトし、従来のスーパーカー以上の走力があります。
LFA-hに関する他の技術的詳細は発表されていいませんが、ガソリン・ベースのLFAが時速202mphを上回ることを考えれば、水素バージョンがその壁を乗り越えることに期待します。LFA-hのデザインは、エンジンに空気を供給するために外観上は空気力学的なスタイルにしていることと、後部のフェンダーのエアスクープ、水平フードがLFAに類似しているように見えます。
LFAの内装とも似たような感じであるなら、水素駆動の自動車も革や炭素繊維、アルカンターラ、そして金属部分などと同じコンビネーションが使われていることを期待します。車種の色に関する説明もありませんので、詳細は公式発表を待たなければなりません。
500ユニットだけのLFA-hは、アメリカで10パーセントが生産されることになっています。ゼロエミッション・コンセプトカーは、フェラーリやメルセデス・ベンツのような自動車メーカーによる今後の水素駆動自動車は、早く商業ベースとなる台数が増やせるように世界中の評論家が期待しています。
Via: Greenpacks