どれくらいの人が地球や自分の身近に存在する生物の多種多様性について思いを巡らしたことがあるでしょうか。さて、そのことについてもっと知りたいと強く思うのであれば、「Map of Life」は一回で用の足りるウェブサイトです。 その基本構想は地球上の動植物の地理的分布状況を的確に把握する洞察力をユーザーに提供することです。デビューバージョンは、一連のグーグルマップに組み込まれていますが、ユーザーがインターネットでこのマップにアクセスすれば、爬虫類、両生類、鳥類、魚類などの世界の30,000種の陸生脊椎動物を詳しく調べることができます。
最初の「Map of Life」を推進してみせたのはエール大学主導の研究チームでしたが、彼らの最終的な狙いは研究を推し進めて動植物の生息地や繁栄の経緯、形態などすべてを明らかに示すことです。
このツールは科学者、自然保護団体、野生生物管理者の方々同様に専門家でない方にも重宝するツールとなるでしょう。デビューバージョンは地元や地域のチェックリストや博物館内の種の生物多様性に関するデータの所在を表示します。最終的には、このツールはウィキ形式の地図作成ツールとしてプロの科学者や情報に通じたアマチュアの方々の貢献により進化していくものと期待されています。そして長い時間をかけて、ユーザーもまた抜け落ちている項目を付け加えることができるようになるでしょう。
現行のバージョンではユーザーは所定の種に関していろいろな細目について知ることができます。分布図の広範囲に広がる端の領域では、それらが生息している場所の環境のタイプや特有な位置関係、正確な地域を特定することができます。時間の経過とともに、他のたくさんの特殊なあるいは一般的な機能を追加することでさらに進化していくでしょう。
このプロジェクトはすでに好評を博しており、NASA、全米科学財団、国際自然保護連合などの支援を受けています。
Via: Yalenews