世界中のたくさんのデザイナーがリサイクルした材料を使って今までにない斬新な作品を数多く生み出してきました。廃材を使って作られたそういう作品は対費用効果が高いだけではありません。枯渇しつつある地球の天然資源に依存する割合を少なくする効果もあります。デザイナーたちはありとあらゆるリサイクル材を活用して創造性のあるすばらしいアイディアをもとにわたしたちの想像を超える作品を生み出します。最近、ニューヨーク出身のデザイナーStephen Burksは「Dala」と銘打ったこれまでにないカラフルな色彩の一連の屋外家具をドイツ風屋外家具シリーズのために製作しました。
最近になって一般に公表されたことですが、Dalaブランドの家具はドイツのDedon社の開発した新素材だけを使い最後の仕上げをしています。この種類の家具は親睦の集まりなどでスペースやまわりの雰囲気にあわせて家具を配置するような格式にとらわれないくつろいだ形態のシーティングから発想のヒントを得たものです。これらのすばらしく独創的な作品は大部分が食べ物や飲み物の容器から作られた合成繊維片などのリサイクル材を使って製作されています。このユニークな家具はDedon社の開発した梱包材を再利用した最新の材料とリサイクル可能なポリエチレンとを組み合わせて空洞の軽量のアルミ製のフレームに巧みに編みこむことにより仕上げられています。カラーは3色ご利用になれます。
この斬新な家具はラウンジチェア、オットマン、それにサイドテーブルとしても使えるスツールがセットになっています。この環境に優しい家具は軽量な造りですが、それもまたこの製品をいっそう快適にする要因となっていいます。活気がありカラフルなコレクションであることもさることながら、環境に配慮した優れた技法と商業化できる要素が非常にバランスよく組み合わされたコレクションといえます。彼の作品について言えば、Burksは社会意識の高い、環境に配慮した取り組みを実践することで名声を得た人物です。そしてDalaコレクションはそういう取り組みのひとつと言えるでしょう。
Via: Apartmenttherapy
