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多くの環境整備が必要な上海のスーチョウ川

近年、上海のスーチョウ・クリークは最も汚染され、「黒ずんで悪臭を放つ」水域の1つとして有名です。クリークは1600年代より、運搬や商売のルートとして歴史上の重要な役割を果たしてきました。しかし、1920年代以降、人口の増加にともない廃水排出や産業排水が水域を無残にも汚染し、ほとんどの水生動物や植物が住める環境ではなくなり、藻類が異常発生しました。クリークは上海において唯一の産業と潅漑用水の水源なので、水質の低下は300万人を数える地域住民の健康や生活環境を脅かすものとなりました。

Shanghai Suzhou River Rehabilitation

この問題を解決するために、2008年にスーチョウ川の河川敷開発設計をテーマとする国際設計競技大会が地方自治体によって開催され、PDRc株式会社のピーター・ベリティ氏が入賞しました。PDRsのタイトル「上海の生命のリボン」の概念は、自然なエコロジーと野生生物生息地を再建すると同時に、水域が都市再開発と経済成長のチャンネルとなるためにビジュアル化されています。プロジェクトは、ギャラリーや12戸の博物館とMorganshan地区の現代芸術の作成を含んでいます。また、都心部都市再開発のプロジェクト設計の一部として、Putuo地区に50ヘクタールの巨大なウォーター・パークを含んでいます。

上海がShuzhou川クリークを都市開発の貢献に使用するためには、サービスと施設が水上タクシーや水上バス、サイクリング道路のネットワークによって接続し、陸上の人間輸送機関システムがメトロ・ステーションでリンクする必要があります。プロジェクトとしては、まだ川から130万立方メートルの産業汚物を取り除く必要があり、それから自然な生態系は回復し始めることでしょう。

Via: Worldarchitecturenews

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