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新種のコンクリートは軽量・強靭・薄型

通常は俗に言う「リングオブファイヤー」上に位置する国に住んでいない限り地震の揺れによる被害を心配することは無いのですが、それでも爆弾の被害などを受けるようなことはまず滅多にありません。しかしイランという国はこの両方に当てはまり、いつもどちらかによるダメージを気にしながらの生活を余儀なくされているのです。この状況に対処するためにイランでは耐久性の高くて安全なコンクリートの開発に力が注がれています。

その結果、超強力コンクリート「UHPC」の開発に至りました。この製品には水晶組織と特殊強化ポリマーが混ぜられており、 通常の強化コンクリートの数倍の強度を誇り、従来に比べてより薄くて軽量な建物の建築を可能にします。

さらに柔軟性に優れている上に耐久性にも目を見張るものがあります。しかも爆弾攻撃によっても粉砕されず、安全性の高い耐爆撃素材としては申し分がありません。オーストラリア政府によって行われたテストでは何トンものTNT爆弾ですらやっとヒビが入るくらいでしたからその可能性が分かるというところです。

このUHPCによって全世界で 耐震性に優れた建物が建築できることになるのです。薄くて軽量の建物ということは万が一崩れた際も人体に与えるダメージは少なく、建物自体を省エネ化してくれます。もちろんイランの格納庫の強度が今まで以上に向上するのは言うまでもありませんが。

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