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アマゾンで発見された、有毒なプラスチックを分解する菌

プラスチックはこの地球上における最大の環境への脅威であるということを考えなければなりません。このことは私たちが押し進める生分解可能、再利用プロジェクトにおける共通のテーマです。地球上に広がり、すべての生態系を汚染しているこの有毒物質の使用を減らさなければなりません。しかし母なる自然は、ちっぽけな存在である私たちでは、自らが作り出したこの”怪物”をコントロールすることができないことを知り、救いの手を差し伸べようと決めたようです。

Plastic-Eating Fungus

この救いの手は、研究者・科学者たちが最新のアマゾン探検で発見した「Pestalotiopsis Microspora」という菌として現れました。この菌は、研究者たちの長年の夢でしかなかった性質を持っています。プラスチックゴミを分解するための微生物の遺伝子操作に必死に取り組んできましたが、この「Pestalotiopsis Microspora」という菌は、もともとその性質を持っているのです。この菌はポリウレタンを餌とし、プラスチックが主食となります。

驚くことに、この菌は嫌気性です。そのため、プラスチック分解の過程において酸素を一切必要としません。また、ポリウレタンの廃棄においては一酸化炭素が発生しますが、Pestalotiopsis Microspraによる分解を用いれば、プラスチック廃棄物を生分解できるので、環境保護につながります。科学者たちは現在もまだ、アマゾンで発見されたこの菌の性質や分解のメカニズムについて研究を続けています。うまくいけば、この菌が将来ゴミ処理に応用されプラスチックの脅威を減らし、また廃絶させることができるでしょう。

Via: Ibtimes

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